コニカミノルタ/“見える”ナースコールによる医療現場の負担軽減をアピール
コニカミノルタのブースでは、介護施設向けに全国で導入が進む“見える”ナースコール「HitomeQ ケアサポート」を出展した。同システムは、当初介護施設向けに販売を始めたが、病院向けとしても導入が進んでいるという。
同システムは、天井に設置した行動分析センサーのカメラが360°の映像によって部屋の入所者や入院患者の行動を捉え、危険行動を察知すると、スタッフに通知。万一、転倒事故が起こっても、その前後の行動の様子を自動で録画するので、後の検証や原因究明等にも大いに貢献する。また、ナースコールが押された時には画像がスタッフに転送され、同時に押した人との通話ができるので、部屋の様子を把握することでナースコールの緊急性などをスタッフがその場で認知することができ、余裕を持った対応が可能となる。
同システムの導入により、空振り訪室が減るなど、スタッフの心理的肉体的なプレッシャーを大きく軽減し、介護職では離職率の低減にも効果があるとしている。また、入所者や入院患者側も、常に見守られているという安心感によってナースコールが押す回数が各施設で減少する効果もあるという。
そして、データを蓄積、分析することで、入所者や入院患者の行動を見える化し、より質の高い介護・看護の実現に貢献するとしている。同システムの展示には、多くの来場者が関心を寄せていた。
「HitomeQ ケアサポート」の行動分析センサー