インターシステムズジャパン/同社の製品群をブース展示だけでなくステージ・セミナーでアピール

インターシステムズジャパン/同社の製品群をブース展示だけでなくステージ・セミナーでアピール

インターシステムズジャパンは、HL7 FHIR サポートするシステムを多数出展。昨年、本格展開を開始した「InterSystems HealthShare」の紹介や先進施設での取り組み、HL7 FHIRを用いた開発中のソリューションなどについてのセミナーが開催された。

●鳥飼幸太氏(群馬大)がステージでプレゼンテーションを実施
 3日間、開催されたステージでのプレゼンテーションでは、ホスピタルショウ初日の7月16日(水)、鳥飼幸太氏(群馬大)が「DX? FHIR? AIによる時間短縮の実現? それには『データベースマッピング』が不可欠です!」と題した講演を行った。
 鳥飼氏は、はじめに「電子カルテ情報共有サービスや医療DXやりたい、というとき、必ず“壁”となるのがマッピングという作業である」ことを強調。そして、鳥飼氏自身が“推し”ているアイドルのアカウントが乗っ取られた際のデータをサルベージしたエピソードや、米国での体験談を面白おかしくして語りながら、インターシステムズの製品群について、その機能と有用性を分かり易く説明した。「InterSystems HealthShare」については、「元々、複数の病院のHISを繋ぐことを目的に作られたもので、Unified Care Record(UCR)というモジュールとEdge Serverモジュールでできている。UCRモジュールは名寄せをする機能を持ち、Edge Serverモジュールは、それぞれの病院に対応したアダプタのような機能を持っている。それぞれの病院が異なるフォーマットでデータを蓄積・運用していても、Edge Serverモジュールでそれをデータ変換し、UCRモジュールで名寄せをすることで、レコードの統合運用ができるようになる」と説明。「InterSystems HealthShare」の有用性について、「HL7 FHIRは変わり続ける仕様であるので、運用の際には仕様が変わる際にデータマッピングやデータ接続についての変更を繰り返さなければならず、これが難しい点が大きな課題であった。『InterSystems HealthShare』を導入すれば、FHIRの仕様が追加されてもデータ連携を続けることが可能です。接続の手間と工数が大幅に減らすことができ、変更するFHIR使用にも対応できますし、しかもオンプレミスではなくクラウド化することにも対応可能」と、その有用性を説明した後、「HealthShare2025」に最新機能として搭載されたAI Agent連携機能についても説明するなどし、同製品の重要性をアピールした。

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ブース内で講演を行う鳥飼氏(中央右寄り壇上)


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