インフォコム/完全成果報酬型の地域医療連携クラウドサービス等、業務支援ITソリューションを多数出展
診療部門や放射線部門、薬剤部門、救急・手術部門、経営管理部門など、多様な業務をサポートする医療機関向けITソリューションを提供するインフォコム。今回の国際モダンホスピタルショウでは、昨年4月に販売を開始した集患支援の地域医療連携クラウドサービス「mProbe」について、完全成果報酬型サービスとしての提案を新たに行った。このほか、病院経営/紹介分析/集患支援を設置したほか、働き方改革で重要度を増している看護師らの勤怠管理/看護師シフト作成のコーナー、昨年リリースした医薬品情報検索システム「DICS」などを紹介する薬剤情報管理コーナーなどでブースを構成し、モニタを使って最新の製品ソリューションを来場者にアピールした。
●地域医療連携クラウドサービス「mProbe」による完全成果報酬型
「mProbe」は、インフォコムが提供している診療情報統合ソリューション「Medi-Unite」で管理する紹介状データや医事データなどの院内データと、近隣の病院やクリニックに関する外部の公開データをあわせて分析し、効果的な集患活動の対象となるクリニックを特定。その分析結果に基づき、専門スタッフによる具体的な集患戦略立案やクリニックへの訪問同行などの伴走型サポートを提供し、病院の収益向上を支援する。また、「mProbe」導入病院がデータに基づいた集患活動を行うことにより、病院の強みや高い専門性を持つ医師などの情報がクリニックと共有されるため、患者が適切な医療を受けられるなど医療の質の向上にも貢献する。昨年の販売開始以来、約40施設に導入されているという。
ブースでは、同サービスを完全成果報酬型サービスとして提供することをアピールした。病院経営が厳しさを迎え、せっかくシステムを導入しようにも先行投資の必要性やそれに伴うリスクも大きい。そこで同社は、「mProbe」を完全成果報酬型サービスとして提供することを決断したという。これにより、初期費用がゼロとなる他、費用対効果も高まり、病院側の投資リスクを最小限に抑えることができる。同システムの引き合いも多いと担当者はコメントした。
地域医療連携クラウドサービス「mProbe」