キヤノンITソリューションズ/ITインフラサービス「SOLTAGE」におけるセキュリティ対策ソリューション群をアピール
キヤノンITソリューションズのブースでは、ITインフラサービス「SOLTAGE」における、さまざまなセキュリティ対策ソリューションをラインナップして展示。エンドポイント向けとして個人情報保護対策用の「PCFILTER」、脱VPNのテレワークを実現する「Mammoth Enterprise Browser」、基幹システム向けとしてクラウドID管理システム「ID Entrance」やクラウドセキュリティリスク可視化サービスの「CNAPPサービス」、ネットワーク向けとして、ネットワーク統合管理システム「Cato SASEクラウド」やゼロデイ攻撃対策用の「脅威インテリジェンスプラットフォーム」などを紹介した。
●ランサムウェア対策ソフト「AppCheck」
同社ブースで特に力を入れて展示していたのがランサムウェア対策ソフト「AppCheck(アップチェック)」である。同ソフトは、周辺状況や環境などに合わせて最適な対応を行う状況認識技術により、ファイルの変更箇所や速度、頻度などのファイルオペレーションを監視/記録してランサムウェアの検出/遮断/隔離およびファイル変更箇所の復元を行うことができる。従来の対策方法であるシグネチャ検知や振る舞い検知などでは対応が難しかった、未知のランサムウェアによる不正な暗号化もブロックすることが可能である。ランサムウェアの侵入によって重要なファイルが暗号化された場合でも、ファイルをリアルタイムでバックアップして正常なファイルを保護。また、ファイルの変更や削除などの不正な操作を記録しているため、その行為をたどることでファイルを復元することができる。
また、同ソフトは、シグネチャを使用しないため、頻繁に発生するシグネチャ更新の必要なく、軽快に動作。そのため、ウイルス対策ソフトとの共存が可能で、既存環境に追加して利用することが可能である。
オプションであるクラウド型管理コンソール「AppCheck CMS Cloud」 を導入することで、Webブラウザーの管理画面でクライアント端末の一括管理が可能となる。管理画面では、ダッシュボード、ポリシー管理、ログ管理、ユーザー管理、配布機能などを利用することができる。
ランサムウェア対策ソフト「AppCheck」