バイエル薬品/新たな造影CT検査の可能性を探る

バイエル薬品/新たな造影CT検査の可能性を探る

https://radiology.bayer.jp/

1970年代に開発されたCT装置により、画像診断の技術は飛躍的な進化を遂げてきた。ITEM2025のバイエルブースは「造影検査の未来について一緒に考えてみませんか?」といてテーマで、最新の撮影技術に最適な造影方法や注入方法の提案する製品、そして課題解決のサポートとなる線量管理システムなどの包括的ソリューションを紹介していた。

●CT用造影剤自動注入装置「MEDRAD Centargo CT インジェクションシステム」
従来のシリンジ製剤および自動注入器を見直すことから生まれた「MEDRAD Centargo CT インジェクションシステム」。2本の造影剤ボトルと生食バッグを装着し、充填からエア抜きまでの操作を自動化。患者一人一人に合わせた注入プロトコルを設定することができ、造影剤と生食を任意の比率で同時注入することが可能。これまで廃棄していた造影剤を有効活用するとともに、シリンジ製剤に使用されたプラスチックごみやヨード製剤廃棄も減少できる。医療スタッフの労働負荷、患者の身体的負担を軽減させ、さらに環境にやさしく経済性の高い造影CT検査を実現している。


CT用造影剤自動注入装置「MEDRAD Centargo CT インジェクションシステム」

●循環器用造影剤インジェクタ「Arcatena」
「Arcatena」は心血管造影様インジェクタとして、初のデュアルヘッドを採用。造影剤と生食の同時注入が行え、独自の流路設計による効率的な混和をすることで造影剤使用量の削減を可能にしている。操作にはワイヤレスのバリアブルハンドスイッチを使用し、60段階の速度制御による繊細な注入とワンタッチでの生食フラッシュが行える。


循環器用造影剤インジェクタ「Arcatena」

●医療放射線情報一元管理システム「Radimetrics」
医療法改正により医療被ばくの管理体制構築化が義務化された今、線量の最適化は各医療機関の責務となっている。線量管理システムの「Radimetrics」は造影検査記録業務を自動化し、バイエル製インジェクタとの接続により医療放射線情報と造影検査情報の一元管理を可能にしている。必要な情報を表示するサマリーページ機能や患者線量トラッキング機能などを有する「Radimetrics」は、線量管理だけでなく造影検査の読影効率、安全性、再現性、業務フロー効率の向上を期待することができるため、近年導入する医療機関を増やしている。


医療放射線情報一元管理システム「Radimetrics」


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