フジデノロ/確かな技術と製品で医療現場を支援する
フジデノロのITEM2025展示ブースではMRI用音響映像アンビアンスシステム、磁性体検知器「MAGGUARDⅡ」のスタンドタイプ及びハンディータイプのほか、LandSkip社の「Medical Window」など、様々な放射線治療分野と画像診断分野で高い信頼性を持つ製品群を展示。そんな同社のブースには、訪れる来場者が後を絶たなかった。
●医療機関向けデジタル窓「Medical Window(LandSkip社)」
放射線治療室など殺風景になりがちな空間を、本物の窓があるような開放的なものに変えることをコンセプトに生み出された製品。天井や壁に厚み15㎜の薄型LEDモニタと窓幕フレームを取り付け、実際の自然の風景やCGによる幻想的なバーチャル風景などの動画などが流せるよう仕様になっている。Wi-Fiを内蔵しているためネットワーク経由で動画を送ることができ、サブスクリプション方式で毎月新しい動画が配信される。昨年から日本国内にも導入されており、ユーザー対象アンケート調査によると患者だけでなく、医療機関で働くスタッフたちのストレス緩和にも役立っているとのことだ。
医療機関向けデジタル窓「Medical Window」
●放射線治療計画支援プログラム「Ai-Seg(ひょうご粒子線メディカルサポート)」
AIによって放射線治療計画用の輪郭を自動作成する放射線治療計画支援プログラム「Ai-Seg」は、多忙な医療業務をサポートする目的から作られたソフトウェア。輪郭作成支援ソフトを使用した場合、比較的体積の大きい肝臓などは、手書きで一般に30分以上の時間を費やすのに対し、「Ai-Seg」は5分程度で輪郭作成を完了させることができる。また人間の個人差による判断のブレをAIによって排除できるため、最終的なアウトプットの品質向上も期待できる。医療用画像テータの標準フォーマットであるDICOMに対応し、他のシステムや機器との連携が容易になるよう設計されているので、データのインポート及びエクスポートが可能になっている。
放射線治療計画支援プログラム「Ai-Seg」