エレクタ/Hope for everyone dealing with cancer
エレクタはJASTRO 2024と同じく「個別化医療への道しるべ」をテーマにしたブースを展開。これからの個別医療を加速させるワークフローとして、放射線治療に関わる情報を迅速かつ効率的に統合管理する包括的アプリケーションシステム「Elekta ONE」ブランドに特化した各種システムを紹介した。特設された「Elekta ONE」デモンストレーションブースには、欧米にて昨年から導入が始まった放射線治療計画ソリューション「Elekta ONE | Planning」などの機能を体験したい来場者が、予約制であるにも関わらず殺到。活況を呈していた。
●放射線治療計画ソリューション「Elekta ONE | Planning」
放射線治療における個別化医療において、最も重要かつ作業時間が長くなりがちな治療計画立案を支援する「Elekta ONE | Planning」は、2024年4月のMIM Software社との戦略的提携で誕生した製品である。AIによる自動輪郭作成が特徴の放射性治療計画支援ソフトウェア「MIMマエストロ」と、エレクタの放射線治療計画システムである「Monaco」を統合した「Elekta ONE | Planning」は、輪郭作成から治療計画作成、治療提供までのステップを最適化することが可能である。演算処理用のハードウェアにはCPUではなくGPUを採用し、アルゴリズム最適化することで線量計算時間を平均1/5にまで短縮。高精度でスピーディーな個別化医療を支えるとともに、待機時間短縮など、医療スタッフだけでなく患者へのさまざまな負担の軽減を実現している。
「Elekta ONE | Planning」