島津製作所/Evolution, Innovation, Transformation -solving challenges together‐
https://www.med.shimadzu.co.jp/
島津製作所ブースでは、初代島津源蔵が創業して150周年となる節目の年であることから、それを記念した企画展示が行われた。150周年を象徴するロゴマークは、同氏が日本で民間初となる有人軽気球の飛揚に成功したエピソードを基に作成。また、同社では、医療従事者向けの会員制サイトでアンケートを実施しており、コンテンツに対する医療従事者の要望をくみ上げ、魅力のある情報発信に結び付ける取り組みを実施している。た魅力のあるまた、京都の伝統工芸とコラボレーションし、体側面に京友禅を、ケーブルカバーに西陣織を用いるなどした装飾で飾られたX線回診車(非売品)を展示するなど、同ブースには創業150年を祝うさまざまな企画展示が行われ、来場者の関心を集めていた。
●【初出展】音声認識機能「SMART Voice」
血管撮影システムブースでは、同社のフラッグシップ装置である「Trinias series with SCORE Opera」向けに開発した音声認識機能「SMART Voice」をITEM初出展した。「SMART Voice」は日本語と英語に対応。治療で頻繁に利用される「StentView(ステント強調処理)」「透視保存」「画像操作」など13種類の機能をモニタ懸垂器に取り付けられたマイクに向かって発声するだけで操作できる。また、GPUを使用することで、音声認識から機能の実施まで迅速に反応するためスムーズな検査・治療をサポート本機能の搭載により検査業務を効率化して医師及び医療従事者の負担を軽減する。
●血管撮影システム「Trinias series with SCORE Opera」実機を用いて
「SMART Voice」のデモンストレーションが行われた。
●【初出展】FPD画角内視野移動機能「Smart FOV」
X線TVシステム関連では、同社のX線TV装置「SONIALVISION G4 LX edition」のオプションとして2024年10月より販売されているFPD画角内視野移動機能「Smart FOV」をITEM初出展した。同ソフトウェアは、従来装置では視野を移動させるために必要だった寝台の移動をさせることなく、X線検出器の視野サイズ(17インチ×17インチ)内の任意の位置に視野を移動させることで、任意の箇所を撮影することができる。寝台移動に伴うさまざまなリスクをなくし、安全かつ精度の高いX線撮影が可能となっているる。
FPD画角内視野移動機能「Smart FOV」
【新製品】回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX9 Version」
同社が力を入れている回診用X線撮影装置では、今年4月9日に発売されたばかりの回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX9 Version」を出展した。同装置は、従来より電動アシスト機能による小回りの良さや滑らかな操作感、本体内蔵の大型モニタによる画像確認のしやすさなどが評価されてきたが、今回の新装置には新たに3つの新機能を搭載している。はじめに、X線照射部にセカンドモニタを搭載。患者情報やカメラ画像、様々な撮影条件を表示でき、検査前に必要な情報の確認を効率的に行うことができる。オプションとなる3Dカメラは、撮影に必要な角度や距離を自動計測し、ポジショニング不良による再撮影を防ぎ、業務効率化と被ばく低減に貢献する。3つめが、X線照射部とFPDが対向しているかを判定するレーザーナビゲーション(オプション)も搭載可能となっている。
回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX8 Version」