根本杏林堂/臨床の質を高める信頼のパートナー

根本杏林堂/臨床の質を高める信頼のパートナー

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造影剤インジェクターのグローバルトップメーカーである根本杏林堂は、ITEM2025において「臨床の質を高める信頼のパートナー」をテーマに据え、最新の造影剤自動注入装置「DUAL SHOT GX10」の実機を出展すると共に、全国のユーザーからの臨床情報をまとめたパネルを展示して、タスクシフト・シェアに向けた医療安全の確保や情報化、そして最適な造影剤投与法を含めたシームレスな提案を敢行した。

●造影剤自動注入装置「DUAL SHOT GX10」
 根本杏林堂のブースの中央には、昨年に発売した最新の造影剤自動注入装置「DUAL SHOT(デュアルショット)GX10」の実機を展示した。「DUAL SHOT GX10」は、流体の流れをイメージしてデザインした柔らかなフォルム、シンプルを追求して研ぎ澄まされたヘッド、天井懸垂方式でも自由自在に動かせる利便性の高さなどが構造上の特徴。プロトコルとしては、従来のBolus Tracking法とTest Injection法の双方の利点を活かした新しい造影方法であるTest Bolus Tracking(TBT)法の導入や、患者の身体的負担を軽減させながら造影効果を再現する同時注入プロトコルのLDIの設定、造影剤を分割して注入し適切な造影効果をシチュエーションに合わせて調節可能としたSplit Bolusの装備、そして従来の体重を用いたプロトコルとほぼ同等のワークフローで体表面積を用いたプロトコルを使用して造影剤量を算出するAdBW(Adjust Body Weight Protocol)の採用などを実施し、さらに「圧力監視モニター」を標準搭載して、精緻かつ安全な造影検査を実現している。

●「造影剤モレ検知サポートシステムLD」&造影検査情報管理システム「CEエビデンスシステム」
 ブースではオプションで装備する「造影剤モレ検知サポートシステムLD」と「CEエビデンスシステム」も紹介された。
「造影剤モレ検知サポートシステムLD」は、血管外漏出を早期に検知して被検者の身体的負担を軽減することで、安全な造影剤投与をサポート。一方で「CEエビデンスシステム」は、インジェクターと院内ネットワークとを専用ゲートウェイを介して接続し、造影検査に関する情報を相互にやりとりすると共に、副作用情報や腎機能測定値など造影検査に不可欠な重要情報を画面上に表示することで、検査の適否が容易に判断できる。造影剤の投与結果を自動で院内ネットワークに保存できるため、診療情報の正確な記録も可能とした。


造影剤自動注入装置「DUAL SHOT GX10」


「造影剤モレ検知サポートシステムLD」

●臨床現場のケースレポートをパネル展示で紹介
 CT、MR、アンギオ(Ang)の各造影剤自動注入装置を用いた臨床情報をまとめたパネル展示は、15以上のケースレポートを数え、それぞれの臨床画像や注入方法などが詳しく示される。各パネル前には解説スタッフが常駐し、来場者の質問などに具体例を交えて回答していた。
 なお、アンギオ用造影剤自動注入装置「PRESS DUO elite」や造影検査情報管理システムなどの製品についてもパネル展示で紹介。包括的な保守サービス「NemotoCare」に関しては、プロモーション映像で披露していた。


ブース紹介ミニターによるプロモーション映像の様子


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