富士フイルム/日本電子と販売提携に関する基本合意書を締結

 富士フイルムは、血液や尿を検体として、糖やコレステロールなど各種成分の測定を行う生化学検査分野において、国内大手の生化学自動分析装置メーカーである日本電子の分析装置を海外で販売する基本合意書を締結した。富士フイルムは、グループ会社の富士フイルム和光純薬(以下富士フイルム和光)が手掛ける生化学検査試薬(以下検査試薬)と、日本電子の生化学自動分析装置(以下検査装置)を組み合わせて、富士フイルムブランドの生化学検査システムとして今秋より海外での販売を開始する。

生化学検査は、病気の診断や経過観察、治療の効果判定、健康状態のチェックなどに欠かせない検査である。近年では、先進国のみならず、新興国においても急速な経済発展による生活水準の向上が進み、生活習慣病の予防など健康への意識が高まっている。生化学検査の世界市場規模は年間約100億米ドルで、年間平均3%の成長が見込まれている。特に中東・アフリカ市場は、世界平均を上回る年率6.2%で拡大している。

富士フイルムは、これまで体外診断事業において、病院やクリニックで簡単・迅速に血液検査ができる乾式臨床化学分析システム「富士ドライケム」をはじめ、インフルエンザなどの感染症を迅速かつ高感度に診断する「富士ドライケム イムノAG1」などのポイント・オブ・ケア製品を30年以上にわたってグローバルに提供してきた。また、富士フイルム和光は、品質安定性と分析信頼性が高い検査試薬に加え、検査装置として、肝細胞癌の早期診断や治療の効果判定に有用な全自動蛍光免疫測定装置「ミュータスワコーi30」や、大腸がん検査のスクリーニングに活用する便潜血分析装置「FOBITWAKO(II)」などを国内中心に提供してきた。

今回の販売提携では、長年にわたり国内トップシェアで、品質安定性と分析信頼性が高い、富士フイルム和光の検査試薬と、国内外において長年の導入実績があり、高精度な測定が可能な「微量分析」が特長の日本電子の検査装置を組み合わせた富士フイルムブランドの生化学検査システムを、当社の海外販売網を通じて、大規模病院の検体検査室や受託検査機関に向けて展開していく。まずは中東・アフリカ地域から販売をスタートさせ、アジア圏新興市場などに順次展開国を拡大していく。

問い合わせ先=富士フイルム コーポレートコミュニケーション部
TEL 03-6271-2000 


その他の記事

シーメンスヘルスケア/胸部CT画像における「AI画像解析受託サービス」のトライアル提供を開始

 シーメンスヘルスケアは、医療機関において飛躍的に増加する画像診断業務に対して、AI技術*1によって画像解析処理をする胸部CT画像を対象とした「AI画像解析受託サービス」を本年6月をめどに開始する。本サービスはトライアルとして期間限定で提供され、シーメンスヘルスケアのAI技術に対する市場評価の獲得と、クラウド…

キヤノンメディカルシステムズ/次世代三次元レンダリング技術 “Global Illumination”の販売を開始

 キヤノンメディカルシステムズは、次世代三次元レンダリング技術”Global Illumination(グローバル イルミネーション)”を医用画像処理ワークステーションVitreaに搭載し、今月より販売を開始する。 キヤノンメディカルシステムズはCT、MR、X線アンギオなどのモダリティで撮像された画像から三次元画像の生成、各種定量…

島津製作所/「AVS支援システム」(研究用途向け)の展開を開始

 島津製作所は、血管撮影システムによって得たX線画像と液体クロマトグラフ質量分析計システム(LC-MS)による分析結果を融合記録し、効率的かつ迅速な血液分析を実現する研究用途向けの「AVS支援システム」を4月9日に発売する。 本システムは、X線画像と分析結果を融合して記録するソフトウェア「Sampling Viewer(サ…

インターシステムズジャパン/InterSystems IRIS Data Platformが、Docker Store で利用可能に

 医療、ビジネス、官公庁向け情報技術プラットフォームのグローバルリーダーであるインターシステムズは、4月2日、InterSystems IRIS Data Platform Community Editionが、認定されたデータプラットフォームとしてDocker Storeで利用可能になり、Docker Enterprise Edition(Docker EE)上で使用できるようになったことを発…

PHCホールディングス/新代表取締役社長 兼 CEOの就任について発表

 PHCホールディングス(以下「PHCHD」)は、2019年4月1日付けでマイケル・クロス氏が代表取締役社長 兼 CEOに就任したことを発表した。 マイケル・クロス氏は、バイエルAGにおける職務を通じて20年にわたりヘルスケア業界に携わってきた。2016年には、バイエルAGの糖尿病ケア事業がPHCHDによって買収されたことに伴い…

日立製作所/日立の放射線治療システムを導入した永守記念最先端がん治療研究センターが治療開始

 日立製作所(以下、日立)の放射線治療システムを導入した京都府立医科大学永守記念最先端がん治療研究センター(以下、永守記念最先端がん治療研究センター)が、2019年4月1日から治療を開始した。 日立は、永守記念最先端がん治療研究センター向けに放射線治療システムである陽子線治療システム「PROBEAT-CR」、および…

富士フイルムと大阪大学/共同研究講座を設置

 富士フイルムと、大阪大学は、大阪大学大学院医学系研究科に、人工知能(AI)を用いた医用画像診断支援システムや、病変箇所だと判断した思考プロセスを「説明できるAI(XAI:Explainable AI)」(*1)など高度なAI技術を開発する共同研究講座(*2)を2019年4月より開設する。 【共同研究講座設置の目的】 近年、…

インターシステムズ/ InterSystems IRIS Data Platform 2019.1 を発表

 インターシステムズは、本日、InterSystems IRIS Data Platform 2019.1が利用可能になったことを発表した。これは、インターシステムズの旗艦製品であるInterSystems IRISの3回目の発表で、性能、拡張性、クラウドサポート、連携機能などが向上し、さらにJava、Python、C#での開発をサポートしている。 InterSystems …

島津製作所/医療情報システムの販売強化

 島津製作所は、社会的課題である医療機関の働き方改革を支援するため、島津エス・ディーが展開していた医療情報システム (病院向け再来受付システムや診療費支払システム)である「MERSYS(メルシス)シリーズ」の販売業務を4月1日に当社へ移管し、販売体制を強化する。同時に、医療情報システム「MERSYSシリーズ」の据付…

ケアストリームヘルス/ヘルスケアIT事業をフィリップスに売却

 Carestream Health(ケアストリーム)は、ヘルスケアITシステム事業をフィリップスに売却することに合意した。 同社のヘルスケアITシステムビジネスユニットは、世界中の複数施設連携型の病院、放射線検査プロバイダー、イメージングセンター、専門クリニック等にイメージングITソリューションを提供している。同売却に…

カリーナシステム/手術室向け4Kカメラシステムを発売

 EIZOのグループ会社であるカリーナシステムは、4K/60p術野カメラシステム「MEC-7000-UHD」を2019年4月26日に発売する。価格はオープン。 術野カメラとは、開腹・開胸手術における手術部位を撮影するカメラ。細かい血管や神経を扱う手術の撮影では、組織の細部や縫合糸を鮮明に再現することが求められる。撮影した映…

ファインデックス/健診施設向けに視線分析型視野計 GAP-screener を発売開始

 ファインデックスは、「視線分析型視野計ゲイズアナライジングペリメーター GAP-screener(以下、GAP-screener)」を、2019年2月25日より健診施設や人間ドックを行う医療機関を中心に販売を開始する。 GAP-screenerは、愛媛大学工学部のシーズと京都大学医学部との共同研究によって生み出された新しい視野計。ヘッド…

TOPへ