BARCO/新設エキスペリエンスセンターの内覧会開催(25.10.24)
BARCO(バルコ)は、9月24日、日本本社を東京・大田区から品川区へ移転したことに伴い、新設したエキスペリエンスセンターのメディア向け内覧会を開催した。
同社はベルギーに本社を置き、昨年創業90周年を迎え、業務用映像ソリューションでは世界的シェアを誇る。日本法人は今年で設立30周年を迎え、これを機にオフィスならびにショールームをウォーターフロント部の天王洲アイルに移転した。
冒頭、今後の事業展開を含め、加藤浩典社長が挨拶。「本センターは最新技術が実際に体験できるショールーム型施設であり、実際に来ていただければ体験することができる。今年は、大阪万博のベルギーパビリオンをはじめ、インドネシア、ポルトガル等のパビリオンで、『4Kプロジェクター』が使われた。常に、売上の10%以上を研究開発に当てており、”HDR by BARCO”を掲げ、高い映像技術による新しい市場を創出している。最近では、欧州の厳しい環境問題にも対応し、現在約7割の売上がエコラベル製品になっており、今後も新製品の90%をエコラベルにしていく」と述べた。
ヘルスケア分野でも、医用ディスプレイを中心に高い評価を得ているが、同センターには世界初の超高解像度32MPディスプレイ「Coronis OneLock」をはじめ、最新のデジタルディスプレイや、今後発売予定の3D表示対応ディスプレイが展示されている。
また、デジタル手術室のコーナーも設けられ、映像配信管理システム「Nexxis」を設置し、手術内と操作室等の室外で高解像度の映像データを共有できる環境を再現。ワイヤレス環境や院内ワークフローが体感でき、以前よりも大幅に充実したショールームになっている。
