医用工学研究所/HOMAS2を開発し、本格的運用を開始

 医用工学研究所は、2004年度に全国国立大学病院に導入された病院管理会計システムHOMAS(HOspital Management Accounting System)の後継システムである「HOMAS2」を、全国国立大学病院からの受託にて開発を進め、2016年3月に開発を完了した。
 「HOMAS2」は、病院の経営管理の上で病院の現状を明らかにし可視化することを目的に、診療科や中央診療部といった部門別の収支や、患者別の収支を計算するシステムである。
 2016年4月より、全国国立大学病院にて運用が開始され、6月には2015年度のデータが出揃ったため、全国国立大学病院間のベンチマークが可能となった。これにより、診療活動が可視化され、診療における材料比率や診断群別の収支構造などが明らかとなり、自大学と他大学との比較によるポジション分析が可能となる。また、2016年7月より各大学独自の分析活動も開始され、本格的な運用が開始されている。
※問い合わせ先=医用工学研究所 TEL 059・221・5311


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