JAHIS第15期定時社員総会/医療情報プラットフォームの整備等、医療DXの推進を目指す(25.6.20)
保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は6月10日、経団連会館(東京・千代田区)において、第15期定時社員総会を開催。2024年度の事業報告と収支決算、2025年度の事業計画及び収支予算書が満場一致で承認された。
2025年度の事業計画では、JAHISの中期計画2027の運営方針に基づき、①国民・ユーザに向けての、2030ビジョンで描くヘルスケアICTの実現に向けた推進、②参画会員に向けた、JAHIS参画価値の追求、健全な市場の維持・発展、③JAHISブランドの向上と永続的な運営基盤の確立─の3項目について活動を展開していくことが示され、満場一致で承認された。その後、JAHIS新役員として新たに副会長=坂野高士氏(NTTデータ)が選任された。
また、2024年度のJAHIS活動に対する従業員の奨励賞、功績賞の表彰及びJAHIS幹部の功労に対する表彰が行われた。受賞者は、奨励賞が個人で3名、連名表彰が1グループ3名、功績賞の個人が10名、連名表彰が2グループ6名とグループ表彰が1グループ16名、幹部功労賞が3名であった。
総会終了後には、厚生労働省や経済産業省、総務省、内閣官房やMEDIS-DCなど、関係機関からの来賓を多数招いての懇親会が行われたが、その冒頭、JAHIS会長の長堀 泉氏が挨拶。「JAHISは昨年、創立30周年を迎えた。2024年度を振り返ると、医療DXの流れに沿って、標準化の改訂や制定、勉強会やセミナー調査事業を滞りなくやり遂げることができた。今年度は、これらを更に進化させ、医療情報プラットフォームの整備、電子カルテシステムの標準化等を含めた、一層具体的な活動に貢献していきたい。また、本年度は中期計画作成の年でもあるので、会員企業の意見を聞きながら、更に50年、100年を目指すべく、業界に貢献していきたい」と述べた。