ウィーメックス とOKI/リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」の保守で提携(24.7.19)

PHCホールディングス傘下のウィーメックス(東京都渋谷区)とOKIグループでICTシステムや電気設備の設計・構築・保守・運用・カスタマーサポート運営などの事業を展開するOKIクロステック(東京都中央区、以下OXT)は、ウィーメックスが提供するリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH(テラドック・ヘルス)」の保守サービスにおいて提携した。保守サービスの展開は、2024年7月18日から開始する。

超高齢社会の日本では、医療の需要が拡大し、専門医不足や医師の働き方改革における医療提供体制の確保、地域の医療格差が課題となる中、遠隔医療はこれらの解決方法の一つとして期待されている。とくに高度な専門知識が必要とされる周産期医療や集中治療(ICU・NICU)の現場に加えて、へき地など医療資源に乏しく、医療アクセスへの課題を抱える地域において高いニーズがある。

ウィーメックスは、「あらゆる現場で、いつでも簡単につながる安心を~チーム医療をサポートする、リモート操作可能な遠隔医療システム」をコンセプトとしたリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」を2021年12月より日本で初めて提供を開始した。同社は、専門医が不足する施設や医師一人では対応が難しい状況等において、遠隔地から医師(専門医や指導医)をつなげられる遠隔医療システムの普及活動を推進してきたが、遠隔医療のニーズが全国に拡大する中で、医療機関に「Teladoc HEALTH」を常に安心して活用できるよう、本システムの保守体制をさらに強化すべく、今回の提携に至った。この提携により、「Teladoc HEALTH」は日本全国での保守対応が可能となり、利用する医療機関に「保守対応時間の短縮」や「サービス・品質の向上」で貢献していく。

OXTは、全国に約180のサービス拠点と、約1,200名のカスタマーエンジニアを配置し、ICT機器やATM(現金自動預払機)など、重要な社会インフラの保守を担っている。医療市場では2006年に保守受託サービスに参入以来、医療機器や医療システムの保守運用のノウハウをもち、2023年には医療機器修理責任技術者が約300名に拡充、日本全国をカバーする業界最大級の受託体制を整備している。今回の提携によりウィーメックスが全国で提供しているリアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」の保守をOXTが受託することで、日本全国での保守を可能とし、「保守対応時間の短縮」や、「サービス・品質の向上」を支援していく。

 

■問い合わせ=

・ウィーメックス

e-mail:tky-mc_pr_alignment@ml.wemex.com

・OKIクロステック 営業本部営業第5部

e-mail:oxt-website-support@oki.com

 


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