OKIデータ/COREFIDO(コアフィード)EX」シリーズを発表

OKIデータ/COREFIDO(コアフィード)EX」シリーズを発表

 OKIグループのプリンター事業会社OKIデータは、2月19日、業界初の「7年間無償保証」、「メンテナンス7年間無提供」を実現した「COREFIDO(コアフィード)EX」シリーズを発表した。新シリーズには、A3カラーLEDプリンター「C844dnw(高解像度モデル)」「C835 dnw(標準モデル」「C835 dnwt(トレイセットモデル」がラインアップ。薬袋、耐水紙などへの印刷に対応したことで、オフィス市場とインダストリー市場への戦略商品として、2月末から出荷を開始する。国内A3カラープリンター年間10万台市場の15%のシェアを目指す。
なお新シリーズ3機は、2008年に登場しワールドワイドで20%のシェアを獲得している「COREFIDO」をブラッシュアップしたもの。

新シリーズ3機の主な特長は以下のとおりである。
業界初の「7年間無償保証」、「メンテナンス品7年間無償提供」を実現している。その成果として、顧客は突然の故障やメンテナンスに係る出費を7年間削減できる。また、長期化している基幹システムの運用と保守契約に合わせたプリンター導入・運用が可能になる。

多様な用途に対応できるよう、さまざまなサイズや紙厚の用紙、特殊用紙への印刷になっている。例えば、調剤薬局等で使用される薬袋、ポスター等に使用される耐水紙、簡易包装で使用される短冊のし等、多様な媒体に出力が可能である。

また、長期、安定しての利用のために、ギアやファンなどの駆動部を中心に部品を素材から見直したことで、耐久性を高め、世界最小のコンパクトサイズながら装置寿命を7年または100万ページにした(現行機は5年、60万ページ)。さらに新規開発の定着器により、ウォームアップにかかる時間を従来機比3分の1に短縮させて待ち時間を短縮、TEC値は3割、最大消費電力も2割削減させている。

なお、2月19日、TKPガーデンシティ品川(東京・品川区)で新商品・新販売戦略発表会が行われ、取締役国内営業本部長の東 潤一郎氏は、「国内ビジネスの販売戦略として、従前のオフィス市場に加えて、かねてより伸長しているインダストリー市場で成長していく。後者の市場としては、流通/小売、医療がある。そのためにシステム系チャネルを開拓して、特定業種の顧客を拡大していく」と述べた。また、「7年間無償保証」「メンテナンス品7年間無償提供」については、「自治体・教育現場、医療等の特定市場において6~7年の保守費用を含む入札案件が出てきたことを含む市場のニーズと、耐久性・品質・信頼性に強みがあるOKI製品の特性が合致した長期安定稼働への対応である」と説いた。商品事業本部オフィスプリント事業部商品企画部長の内林明夫氏は、開発の狙いについて「世界最小の設置スペースを継承した上で、定着器を中心とした新技術を採用し、装置細部まで徹底見直しをした。世界一売れるA3カラープリンターを目指す」と訴えた。

https://www.oki.com/jp/printing
 
 


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