シーメンス・ジャパン/ルーチンデュアルエナジー検査を可能にする新技術の搭載を開始

シーメンス・ジャパン/ルーチンデュアルエナジー検査を可能にする新技術の搭載を開始

 シーメンス・ジャパンは、シングルソースCTで初めて(2015年3月現在)ルーチンデュアルエナジー検査を可能にする新技術「TwinBeam Dual Energy(ツインビームデュアルエナジー)」の搭載(搭載システム:SOMATOM Definition Edge、SOMATOM Definition AS+)を開始した。
 「TwinBeam Dual Energy」 は、高エネルギーと低エネルギーの2種類のエネルギーで同時にスキャンすることで、時間的・空間的に誤差のない2種類の異なるエネルギーの画像データが得られる技術である。これら2種類のデータにより、造影剤成分のみの抽出、骨や血管、石灰化などの組織分別、および腎結石の組成解析などの情報を画像化するデュアルエナジーイメージングが可能となり、高画質かつ低被ばくなルーチン検査を実現する。
■TwinBeam Dual Energyがもたらすメリット
▽これまで、デュアルソースCT(1台のCT装置にX線管-検出器システムを2対搭載し、同時に撮影とデータ収集を行う同社独自のテクノロジー)に限られていたルーチンデュアルエナジー検査が、汎用的なシングルソースCTで可能になるため、より幅広い医療機関で活用でき、より多くの被検者がデュアルエナジーによるCT検査を受けることができるようになる。また、デュアルソースCT以外の方式では困難であったロバスト性(画質・被ばくなど)や、応用性・拡張性・発展性をシングルソースCTでも有することが可能となるため、臨床現場で求められている高いクオリティのデュアルエナジーイメージングを実現する。
■TwinBeam Dual Energyのテクノロジー
▽ルーチンデュアルエナジー検査の普及のため、シングルソースCTでも1回の照射でデュアルエナジーイメージングを可能にする技術として新たに開発された。X線管の新たな設計により、1つのX線管から照射される一本のX線束を2種類のエネルギースペクトルに分割・最適化することで、同時に2種類の異なるエネルギーの画像データを取得する。これにより、従来の単純な形態情報だけではなく、付加情報として組織分別・解析や描出、金属に起因するアーチファクトの低減、石灰化や骨の除去などが可能となる。また、造影剤成分のみを抽出した画像や、その比率を変えた画像を作成することもできる。反対に造影画像から造影剤成分を取り除くことで、仮想的な非造影の画像を作り出すことが可能となるため、非造影検査を省略できるほか、検査全体での被ばく低減にも寄与する。


その他の記事

キヤノンメディカルシステムズ/ヘルスケアIT事業のさらなる強化について

 キヤノンメディカルシステムズ(本社︓栃木県大田原市 以下、キヤノンメディカル)は、当社の成長に不可欠なヘルスケアIT事業のさらなる強化を目指し、様々なプランの実行を開始する。今後キヤノンメディカルグループは、人工知能AIを活用した開発を推進し、臨床画像を始めとしたデータを効率的で知覚的かつ相互運用可能…

島津製作所/楽天メディカルとイルミノックスプラットフォームに関わる医療機器の共同開発・製品化契約を締結

 島津製作所(本社:京都市中京区)は、楽天メディカル(本社:米国カリフォルニア州サンマテオ)と、イルミノックスプラットフォームに関わる医療機器の共同開発・製品化契約を締結した。本契約では、がん光免疫療法による治療を支援することを目的として、光計測技術を用いた医療機器の開発を進めていく。 イルミノ…

NEC/白十字病院と新病院の院内統合ネットワークをSDNで構築

 白十字病院(所在地:福岡県福岡市)とNEC(本社:東京都港区)は、白十字病院の新築移転に合わせて、SDN(注1)を活用した院内統合ネットワークを構築し稼働を開始した。 開院から40年目を迎えた白十字病院は、診療機能の拡充にともなう機器の導入や職員数の増加に対応するため、従来のケアミックス型の病院を2つに分院…

キヤノンメディカルシステムズ/令和三年度全国発明表彰「恩賜発明賞」を受賞

 キヤノンメディカルシステムズ(本社︓栃木県大田原市)は、令和三年度全国発明表彰(主催︓公益社団法人発明協会)において、「大視野CT検出器用データ読み出し方法の発明」(特許第5135425号)が「恩賜発明賞」および「発明実施功労賞」を受賞した。「恩賜発明賞」は全国発明表彰の中で最高位の賞であり、キヤノンメ…

富士フイルム/超軽量移動型X線撮影装置カルネオ アクロの意匠が令和三年度全国発明表彰「経済産業大臣賞」「発明実施功績賞」を受賞

 富士フイルムは、公益社団法人発明協会が主催する令和三年度全国発明表彰において、「小型軽量で機動性に優れた移動型X線撮影装置の意匠」で、「経済産業大臣賞」と「発明実施功績賞」を受賞した。本意匠は、入院病棟や救命救急室、手術室のような狭い場所など、さまざまな場所で使用される、小型軽量で機動性に優れた当…

富士フイルム/AIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer」のアプリケーションをクラウドで提供

富士フイルムは、医師の画像診断ワークフローを支援するAIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer(シナプス サイ ビューワ)」のアプリケーションをクラウドで提供する「医療クラウドサービス」を、富士フイルムメディカルを通じて2021年5月12日に開始する。「医療クラウドサービス」の第一弾として、2020年6月に発売した…

名大病院&IIJ/産学連携で新型コロナ対策に向けた在宅医療支援を開始

 名古屋大学医学部附属病院(名大病院)とインターネットイニシアティブ(IIJ)は4月28日、2020年5月に発表した在宅医療介護連携システム「IIJ電子@連絡帳」に関する広域連携協定に参画する行政自治体が愛知県内46行政にまで拡大したことを受け、同システムを愛知県内の新型コロナウイルス感染症対策の情報共有プラッ…

富士フイルムと国立がん研究センター/「AI開発支援プラットフォーム」を共同開発

 富士フイルム(東京都港区)と国立がん研究センター(東京都中央区)は、プログラミングなどの専門知識がなくても医師や研究者が自身で画像診断支援のAI技術(ソフトウェア)を開発できる「AI開発支援プラットフォーム」を共同で開発した。 一般的に、画像診断支援AI技術を開発する際には、複数のツールを活用して、AI…

Siemens Healthineers/米VarianMedical Systemsの株式取得手続きを完了

 Siemens Healthineers AG(フランクフルト: SHL)は、Varian Medical Systems, Inc. (以下、Varian)の株式取得手続きが完了したことを発表した。本株式取得は、2020年8月2日に発表したもの。 「Varianとの統合により、 Siemens HealthineersはMedTech(メドテック)分野において最も包括的なポートフォリオを有するこ…

シーメンスヘルスケア・コニカミノルタジャパン/医療サービス提供における提携を本格始動

 シーメンスヘルスケア(本社:東京都品川区)とコニカミノルタジャパン(本社:東京都港区)は、AI技術を活用した診断や診療を誰もが受けられる世の中の実現を目指し、医療サービス分野における提携を本格的に開始する。2020年6月に発表したシーメンスヘルスケアの胸部CT画像AI解析受託サービスをコニカミノルタジャパン…

シーメンスヘルスケア/眼科画像AI診断支援サービスを提供する自治医科大学発ベンチャー・DeepEyeVisionと提携を開始

 シーメンスヘルスケア(本社:東京都品川区)とDeepEyeVision(本社:栃木県下野市)は、医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて、臨床および医療教育分野における医療サービスの変革と患者のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上を目指し、提携を開始した。 今回の提携により、シーメンスヘルスケア…

キヤノンメディカルシステムズ/コニカミノルタと整形外科領域における超音波診断装置の販売事業で協業

 キヤノンメディカルシステムズ(本社: 栃木県大田原市)とコニカミノルタジャパン(本社︓東京都港区)は、国内整形外科領域における超音波診断装置の販売事業において協業することになった。両社は昨年5月に国内産婦人科向け超音波診断装置において協業を開始し、より多くの医療現場に導入されている。 【協業の内容…

シーメンスヘルスケア/アドバンスト・モビリティ・ソリューション「Medical-ConneX」を発表

 シーメンスヘルスケア(本社:東京都品川区)は、患者とドクターが「つながる」こと、いつどこにいても質の高い医療に「つながる」ことをコンセプトに設計した災害医療・発熱外来・健診・往診・巡回診療向けのアドバンスト・モビリティ・ソリューション「Medical-ConneX(メディカル・コネクス)」を本年4月1日より正式…

NEC/済生会宇都宮病院とAIを活用した看護記録支援システムの実証を実施

 済生会宇都宮病院(所在地: 栃木県宇都宮市)と日本電気(本社:東京都港区、以下 NEC)は、看護師の業務負荷軽減と安全・安心な医療環境に向けた取り組みとして、AIの活用により発話内容を分析・テキスト化して看護記録業務を支援する看護記録支援システムの実証を本年2月に実施した。 看護師をはじめとする医療従事者の…

TOPへ