シーメンスヘルスケア/医療アプリを提供するアルムと協業を開始

 シーメンスヘルスケアとアルムは、医療におけるデジタル化の推進、ならびに医療情報の共有において新たなかたちを提案していくため協業を開始した。
今回の協業のひとつとして、シーメンスヘルスケアは、全国の医療機関に対してアルムの汎用画像診断装置用プログラム「Join(ジョイン)」の導入サポートを行っていく。シーメンスヘルスケアの持つクラウドサービス「teamplay(チームプレイ)」とアルムの「Join」は、ともにクラウドで医療情報の活用や共有を目的としており、親和性も高いことがその理由。
 
 「teamplay」は、シーメンスヘルスケアが2016年4月より提供している、被ばく線量の管理や装置の稼働率の把握などができる医療機関向けクラウドサービスであるが、これまでは、モダリティを中心としたビジネスインテリジェンス(医療機器からのデータを収集、蓄積、分析、報告し、迅速な意思決定をサポートできるよう加工する)機能をメインとして使われてきた。今後は、医療におけるデジタルエコシステムの発展を視野に入れ、teamplayは多機能プラットフォームへと進化していく。

 一方、アルムが提供している汎用画像診断装置用プログラム「Join」は、医療関係者がクローズドな環境で医用画像の共有を行いながらチャット形式でコミュニケーションをとることができるアプリケーションである。医療機器の認証を取得しているプログラムとして日本ではじめて保険収載されたプログラム医療機器で、国内では約150の医療機関にて、夜間休日などに院外にいる医師へのコンサルテーションツールとしての活用や、救急患者の転院の際の病院間連携・情報共有などに利用されている。

 シーメンスヘルスケアは医療デジタル化を推進していくことで、プレシジョン・メディシンの拡充など医療の発展に貢献するためには、世界中で多くのパートナーが不可欠であり、今回のアルムとの協業が国内におけるその第一歩となる。今後両社は、お互いの持つ専門性や技術力を最大限に生かして医療デジタル化の推進に貢献し、医療従事者の方々から信頼され、共に医療の未来を形作っていくことのできるパートナーとなるよう、積極的に取り組んでいくとのこと。

 アルムは現在、医療現場では地方における医師の偏在や医師の働き方、そして高齢化に伴う医療費の増加など多くの課題を抱えているため、モバイルICTやクラウドを活用し、こうした課題の解決に努めてきた。今回の協業では、単なる販路の拡大だけではなく、シーメンスヘルスケアのデジタルエコシステムのプラットフォームを基盤にCTやMRIなどのモダリティ機器等と、よりシームレスな連携を行うことでクラウドを活用した情報共有を促進できると考えており、こうした情報共有の推進により、医師の負担軽減だけでなく地域医療における遠隔診断や重複検査回避による患者の負担軽減、そして医療費の抑制などに繋がることを期待しているとのこと。


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