富士フイルムヘルスケアシステムズ/電子カルテ・レセプト関連事業を PHC ホールディングスの子会社へ譲渡

 富士フイルム(本社:東京都港区)は、連結子会社である富士フイルムヘルスケアシステムズの電子カルテ・レセプト関連事業※ (以下、本事業)をPHC ホールディングス(本社: 東京都港区、以下、PHCHD)の子会社であるウィーメックスに譲渡する。本日、富士フイルムヘルスケアシステムズの親会社である富士フイルムヘルスケアは、同社が新たに設立する完全子会社(以下、新会社)に対して本事業を承継させたうえで、新会社の全株式をウィーメックスに譲渡する株式譲渡契約をウィーメックスと締結した。なお、譲渡時期は2023 年10 月を予定している。

 富士フイルムは、中期経営計画「VISION2023」の下、重点事業分野の一つであるヘルスケアの成⾧戦略を進めている。ヘルスケアの成⾧を牽引するメディカルシステム事業では、独自の画像処理技術やAI 技術を生かし、X 線画像診断や内視鏡、超音波診断、体外診断(IVD)、医療IT ソリューションなど幅広い領域でビジネスを展開。医療IT ソリューションを事業の中核に据え、世界でトップシェアを誇る医用画像情報システム「SYNAPSE」を基盤に、各製品群を連携させることで、質の高い診断ソリューションをグローバルに提供している。
 今回、富士フイルムは、メディカルシステム分野の事業ポートフォリオの最適化を図る中、国内の診療所向け電子カルテ・レセプトコンピューター市場で高いプレゼンスを有し、販売・顧客サポートなどで相乗効果が見込まれるPHCHD の傘下で、富士フイルムヘルスケアシステムズの本事業を展開し成⾧させることが最適であると判断した。今後、富士フイルムヘルスケアシステムズの本事業を、富士フイルムヘルスケアが設立する新会社に承継させ、新会社の全株式をウィーメックスに譲渡する予定である。

問い合わせ先=富士フイルムホールディングス コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL:03-6271-2000


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