堀場製作所/自動血球計数CRP測定装置の新製品を7年ぶりに発売

 堀場製作所は、3月2日に白血球などの血球成分を測定する血球計数と、炎症の指標となるCRP(C反応たんぱく)濃度を同時測定する自動血球計数CRP測定装置の新製品「LC-767CRP」を発売すると発表した。
 同社は、1998年に血球計数とCRP濃度を同時に測定する装置を、感染症の判別の指標を検査する装置として診療所や小児病院向けに発売。乳幼児などの症状を自発的に伝えられない患者の診察や、肺炎など高齢者が重症化する可能性がある病状の早期発見、薬の処方の判断などに活用されている。2008年には、さらに測定時間を短縮した新型を販売し、同製品群は国内外で累計1万5000台を販売しており、同社の医用事業の主力製品となっている。
 7年ぶりの新製品「LC-767CRP」は、装置内部構造の見直しや部品点数の削減により、従来の設置面積比で18%縮小。物理的に制約があり、衛生面・安全面が重視される診断室の省スペース化やレイアウト変更の省力化等に対応できる。また同製品は、診療所への普及が進んでいる診療所向け電子カルテに対応するソフトウェアを実装。主要な診療所向け電子カルテとの接続が容易である。
 新製品の発表会で、同社経営戦略本部医用事業戦略室室長の丹治亘博氏は、「若い医師や新規の開業医などは、ICTを駆使したデータの利活用を積極的に行っており、電子カルテへの対応はそうした現場のニーズに応えたもの。今後は小児科だけでなく、高齢者の患者を扱う内科にもこの製品を広めていきたい」とコメントした。
 同製品の希望販売価格は、550万円(税別)。同社では、販売目標数として初年度1,000台、次年度1,200台を見込んでいる。


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