島津製作所/日本初の「感染症マネジメント支援システム」を開発 主治医と感染症専門医をつなぎ、診療業務の負担低減

 島津製作所は、国立大学法人東海国立大学機構、名古屋大学医学部附属病院中央感染制御部、同大学予防早期医療創成センター、岐阜大学大学院医学系研究科感染症寄附講座教員で構成される研究グループ(研究代表:名古屋大学大学院医学系研究科臨床感染統御学)と共同研究を実施し、主治医側医療機関(以下、「主医」)と感染症専門医をつなぐ「感染症マネジメント支援システム」のプロトタイプ(以下、本システム)を開発した。感染症診療における、主治医から専門医への相談の円滑化、および契約・支払業務の効率化につながるシステムの開発は日本初となる。同システムは、感染症の診断や治療方針を相談したい主治医と専門医に対し、個別の患者について相談できる環境を提供することで、より質の高い感染症診療の実現を支援する。本システムによって専門医のノウハウを迅速に主治医と共有することで、医療従事者の負担を軽減し、長時間労働を抑制するとともに、抗菌薬の適正使用による医療費の削減などが期待できる。同社は「感染症マネジメント支援システム」のプロトタイプを「第38回日本環境感染学会総会・学術集会」(7/20-22パシフィコ横浜)に出展し、また「感染症マネジメント支援システム」の実証実験を計画している。

問い合わせ=島津製作所 コーポレート・コミュニケーション部
TEL:075-823-1110


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