GE ヘルスケア・ジャパンと島津製作所/ 循環器領域における課題解決のために協業を開始

 GE ヘルスケア・ジャパン(本社:東京都日野市)と島津製作所(本社:京都市中京区)は、高齢化が進む日本において罹患の増加が著しいことに加え、予後の管理が難しい循環器領域において、協業を開始する。この一環においてこの度、GE ヘルスケア・ジャパンは、島津製作所が OEM として供給する天井懸垂式血管撮影システムを、Renaissia シリーズと称して製品ラインナップに加えて販売を開始する予定。
 日本において循環器病は、がんに次ぐ死亡原因とされている。循環器疾患は、“治る病気”と言われるようになったがんとは異なり、罹患すると治療が難しい一方で、適切な予防を行うこと、また精密な診察を通じた早期の発見により、健康寿命を延ばすことが求められている。そのため、「脳卒中循環器病対策基本法」が策定されるなど産官学の連携による対策が推進されており、またこのような取り組みを補完する企業間連携にも期待が高まっている。このような背景を踏まえ、AI・デジタルの分野におけるイノベーションの創出および実装においては世界的な実績を持つ GE ヘルスケア・ジャパンと、最先端のイメージング技術とメカトロニクス技術の融合により画像診断をグローバルに支えてきた島津製作所が連携し、両企業の強みを活かしつつ、循環器領域におけるインダストリー発の取り組みをリードしていく。
 GE ヘルスケア・ジャパンは、循環器の分野において、CT、MRI、心電図関連製品、循環器用超音波装置、生体情報モニター、血管撮影装置、心臓カテーテルモニタリングシステム、及び核医学装置など幅広いソリューションを提供している。島津製作所は、循環器分野におけるカテーテル治療を、独自の AI 技術を含む多様な画像処理で支援し、患者・術者双方に負担の少ない治療を国内外で提供している。この度、国内でニーズが高まる循環器領域での対応を強化する一環として、GE ヘルスケア・ジャパンのラインナップに島津製作所の天井懸垂型装置を追加する。

問い合わせ=GE ヘルスケア・ジャパン コーポレート コミュニケーション
TEL:0120-202-021


その他の記事

フィリップス・ジャパン/ヘルスケアリーダーへの調査レポート日本版を発表(24.10.21)

フィリップス・ジャパンは10月2日、オランダ大使館(東京・港区)で、調査レポート「Future Health Index 2024日本版」の記者発表を行った。 ヒルス・ベスホー・プルッフ大使の挨拶に続き、ロイ・ヤコブスCEO、ジャスパー・ウェステリンク社長が登壇。日蘭関係にも触れ、市場としての重要性と事業を通じた日本のヘルス…

GEヘルスケア・NTT Com/GEヘルスケア・ジャパンの超音波診断の遠隔トレーニングサービスにNTTコミュニケーションズの映像配信サービスを採用(24.10.15)

GEヘルスケア・ジャパン(以下 GEヘルスケア)とNTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)は、GEヘルスケアの医療関係者向けの超音波画像診断の遠隔トレーニングサービス(以下 本サービス)に、NTT Comが提供する映像配信サービス「Smart vLive®」を採用したことを発表。なお、GEヘルスケアは、2024年10月15日より本サービスの…

オリンパス/フィリピン の Rizal Medical Center と内視鏡専門医の育成に向けて提携(24.10.10)

オリンパスの ASEAN地域における医療用内視鏡関連機器の販売会社である Olympus Singapore Pte. Ltd.(オリンパス・シンガポール)は、このたび、フィリピン保健省が管轄する医療機関、Rizal Medical Center for Digestive and Liver Care(リサールメド消化器・肝臓医療センター、パシッグ市、以下、Rizal Medical Center)…

GE ヘルスケア/函館中央病院で稼働を開始した北海道初のコマンドセンターの成果を確認(24.10.1)

医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GE ヘルスケア・ジャパン(本社:東京都日野市、以下 GE ヘルスケア)は、社会福祉法人 函館厚生院 函館中央病院(北海道函館市、以下 函館中央病院)と 2023 年 11 月に、北海道で初となる、GE ヘルスケアが提供するコマンドセンターに関する契約を締結した。2024 年 6 月…

デロイト トーマツとインターシステムズ/医療DXの推進へクラウドを活用した 医療情報統合プラットフォームサービスの提供を10月1日より開始(24.9.20)

デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ コンサルティング合同会社(東京都千代田区 以下「デロイト トーマツ」)とインターシステムズジャパン(東京都新宿区 以下「インターシステムズ」)は、ソリューションパートナー契約を締結し、医療機関のDX推進を実現する医療情報統合プラットフォームサービス(以下「Hospi…

富士通/ドラッグ・ロス解消に向け、治験デジタル化加速システムを構築(24.9.20)

富士通は8月26日、ステーションコンファレンス川崎(川崎市)でメディア向け説明会を開催。本説明会では、海外で承認された新薬が日本で使用できない所謂“ドラッグ・ロス”の課題解決に向け、製薬企業や医療機関と共に、治験領域で医療データを活用したエコシステムを構築して、国際共同治験を日本に誘致する取り組みを紹介…

島津製作所/業容拡大に向けて販売・サービスを強化 メキシコで分析計測・医用機器の販売子会社が営業開始(24.9.17)

島津製作所はメキシコに販売子会社を設立し、営業活動を開始した。これまで同国では分析計測機器は米国の子会社を通じて、また医用機器はブラジルの子会社を通じて販売していた。このたび設立したShimadzu México, S. A. de C.V. (略称SMX、シマヅ メキシコ エスエー デ シーヴィ)は、分析計測機器・医用機器の販売…

島津製作所と兵庫医科大学/潰瘍性大腸炎の新たな評価法を開発 同社製液体クロマトグラフ質量分析計での色素剤の血中濃度から病態を定量評価(24.9.13)

島津製作所と兵庫医科大学消化器内科の福井広一教授は、液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)を活用し、色素剤であるインジゴカルミンの血中濃度から、潰瘍性大腸炎や過敏性腸疾患症候群の病態の指標である腸管粘膜透過性を評価する手法を開発した。今回開発した手法は、患者の負担軽減に加えて、病態の定量的な評価を…

キヤノン/NEDO の大型プログラムに採択された iPS 細胞を用いた人工血小板製造プロジェクトに参画(24.9.12)

キヤノンは、京都大学 iPS 細胞研究所(CiRA)を中心とする研究開発プロジェクト「高品質人工血小板の連続製造システムの研究開発とその実用化」に参画する。本プロジェクトはこの度、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した事業「経済安全保障重要技術育成プログラム/有事に備えた止血製…

EIZO/医用レコーダーがネットワーク経由での保存に対応、映像の視聴・管理・編集が可能なソフトウェアも発売(24.9.11)

EIZO(本社:石川県白山市)は、販売中の4Kメディカルイメージングレコーダー「CuratOR MIR-1(以下MIR-1)」のバージョンアップ版と、メディカルイメージング視聴・管理ソフトウェア「CuratOR MIR Browser(以下MIR Browser)」を2024年9月5日に発売。価格はオープン価格。 MIR-1は、ヘルスケア市場における手術映像の…

日立ハイテクと韓国 Gencurix 社/がん分子診断事業に関する協業を開始(24.8.28)

日立ハイテク(以下、日立ハイテク)と大韓民国(以下、韓国)の Gencurix, Inc. (ジェンキュリックス社;以下、Gencurix 社)は、がん分子診断事業に関する協業を開始する。この協業により、日立ハイテクが長年培ってきた体外診断分野における研究開発、モノづくりでの経験およびデジタル技術と、Gencurix 社が有するがん領域…

清水建設/医療施設 DX システム「eye MIRU」で外来診療業務を効率化(24.8.27)

清水建設と社会医療法人誠光会はこのほど、外来診療業務の効率化に寄与する医療施設 DX システム「eye MIRU」を、誠光会が運営する淡海医療センター(滋賀県草津市)で 4 か月間実証運用し、病院職員の生産性向上、外来患者の利便性向上など、所期の導入効果を確認した。清水建設は本年 9月から、本システムの普及に向けて…

島津製作所、第一工業製薬、順天堂大学堀江教授の3者/生理活性物質の機能性解明に関する技術連携 視覚的な記憶力を維持する「ナトリード」などを研究(24.8.27)

島津製作所および第一工業製薬、順天堂大学大学院医学研究科の堀江重郎教授は、食品・医薬品に含まれる生理活性物質の機能性解明の手法に関する技術連携協定を結んだ。本技術連携では、第一工業製薬のグループ会社であるバイオコクーン研究所が独自製法で得た、カイコハナサナギタケ冬虫夏草(以下、カイコ冬虫夏草)を研…

バリアン メディカル システムズ/自治医大での即時適応放射線治療に関する初症例を紹介(24.8.15)

バリアン メディカル システムズは7月31日、銀座松竹スクエア(東京・中央区)でプレスセミナー「HyperSightイメージングソリューション搭載の『即時適応放射線治療ソリューションETHOS Therapy』の運用を開始」を開催した。 はじめに、同社代表取締役の渡邉隆史氏が同社の放射線治療ソリューションの現況と展望につい…

メドレー/医療DXの現状と今後の展望について解説(24.8.15)

メドレーは8月8日、同社本社(東京・港区)にて、「医療プラットフォーム 合同記者レク」を開催した。 同社は7月23日、オンライン服薬指導から処方箋の購入・配送までを提供する「Amazonファーマシー」と、総合医療アプリ「CLINICS」、医療機関向けのクラウド診療支援システム「CLINICS」の連携を発表。同レクはこれに…

TOPへ