NEC医療オンラインセミナー/最新の電子カルテ「MegaOak/iS」の機能を導入病院が紹介

 NECは、10月28日、オンライン上でNEC医療オンラインセミナー「医療の未来をともに拓く~橋本市民病院様が目指す次世代の病院情報システム」を開催した。
 講演では、「『働き方改革』時代の病院情報システム」を演題に、橋本市民病院 医療安全管理部(医療安全管理室・感染管理室)部長/診療情報部長/眼科部長の金 桂洙氏が、同院の医療IT化の歴史を振り返りながら、2022年2月に導入したばかりの同社製最新型の電子カルテシステム「MegaOak/iS」について紹介した。
 金氏は講演の中で、2006年の「MegaOak HR」導入時を振り返りつつ、同院ならではの様々な運用法を紹介。さらに、新たに導入した電子カルテシステム「MegaOak/iS」の各種機能の有用性を説明した。中でも、チャット形式で患者単位の情報交換や承認依頼を行い、検査報告や操作者の備忘録としても役立つワークアシスタント機能や、医師の入力業務の負担を軽減するクリニカルデスクトップ画面、「処方の意図」を反映する処方オーダ機能などを紹介。まだ導入して1年経っていないものの、「今後の成長に期待している」とシステムへの期待感を語った。
 また、金氏は8月から本格運用を開始したMegaOak Cloud Gateway及びNECコミュニケーションサービス(医療版)について説明。同サービスを「電子カルテと接続できるLINEのような仕組みで、病院スタッフ間のコミュニケーションツールとして役立っている」と述べた。
 また、将来的な運用について「今後はオンライン問診やオンライン診療、オンライン・インフォームド・コンセントを実現して欲しいと願っている。このツールは、間違いなく病院の働き方改革に寄与する。NECには、今後も新しいシステム等を開発して医療者と患者さんに貢献して欲しい」とエールを送った。


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