JIRA会長年頭所感発表会/AIへの注力及び“ビジョン2025”策定を訴える

 日本画像医療システム工業会(JIRA)は、1月9日、KKRホテル東京(千代田区)にて、JIRA会長年頭所感発表会を開催した。

新延晶雄会長は、画像医療システム産業が、今後取り組むべきテーマをつぎのように述べた。
「10年ほど前からは医療ICT推進を重点化してきたが、今、大きな期待が寄せるのはAIだ。工業会として諸外国に遅れを取らず、産官学の連携を深め、開発促進に取り組む。
近年、ディープラーニングによりで飛躍的に向上した技術が医用画像に適用されれば、モダリティやシステムの技術開発と併せて、早期診断・治療および低侵襲の医療に貢献すると考える。さらに、画像診断レポート半自動化によるワークフロー改善や被ばく線量の管理、装置の保守管理などへのAIの適用は、現場の効率化や患者様、医療従事者の安全安心にも大きく貢献すると期待される。
AI以外にも、社会環境の変化への対応力を高めるために、サイバーセキュリティ強化や、災害等の発生時にも持続して安全安心に利用できる画像診断装置・システムの開発・提供も重要な課題であり、国際展開・貢献視点では国際整合や地域別規制への対応を進めることも必要である」
 
今後の活動の基本戦略については、「JIRAは、“JIRA画像医療システム産業ビジョン2020”を基本戦略としてきたが、次のビジョン“JIRA画像医療システム産業ビジョン2025”策定に着手している。同ビジョンは以下の4つの方向性から成る。①社会の変化に先駆けた世界をリードする医療イノベーションを実現する、②革新的なデジタル技術の活用により医療の質向上と医療機器産業拡大に貢献する、③日本の優れた医療、医療システムを世界に提供し貢献する、④社会・自然環境の変化に適応したシステムの提供により安全・安心で安定した医療を実現する。その内容については4月に開催のITEM2019で発表する」と述べた。

発表会後の新年会には多くの会員企業が参集。新延会長に続き、厚労省の吉田 学氏(医政局長)と経産省の富原早夏氏(商務情報政策局ヘルスケア産業課医療福祉機器産業室長)が挨拶に立ち、盛大に行われた。


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