フジデノロ/健康分野から先進医療分野まで新しい価値を創造する

フジデノロ/健康分野から先進医療分野まで新しい価値を創造する

https://www.fujidenolo.co.jp/products/health.html

フジデノロは先進医療に必要な治具類の開発・製造、輸入など積極的に取り組むだけでなく、先進医療の訓練に必要な製品の開発・製造にも携わっている。一方、一般の医療分野や健康領域への取り組みも見逃せない。ITEM2021では、空気感染予防に着目したUV-C系の新装置も注目を集めていた。「WITHコロナ、AFTERコロナ時代の院内環境の整備もフジデノロの仕事」というメッセージだろう。

●【MRI用磁性体検知器】「MAGGUARD S」
 MRI用磁性体検知器「MAGGUARD」シリーズの最新の製品である「MAGGUARD S」を初展示。同製品は新たに開発した高感度磁気センサーの「iMus」を搭載したもので、来場者の注目を集めていた。従来のMRI用磁性体検知器に比べて感度が向上しているのはもちろん、設置磁場環境に合わせた基本設定の自動化を可能にしている。また誤検知や見逃しの抑止性能も向上している。
また、「MAGGURAD S」は、写真のとおり筐体のデザインにもこだわり、スッキリと洗練されたスマートさが印象的だ。しかも薄型で壁際にフィットするという機能面にも配慮されている。
なお、スタンドタイプの「MAGGUARD S」の販売開始に伴って、同社ではMRI用磁性体検知器の製品ラインナップを一新した。「MAGGUARD W」は壁にかけるタイプ、「MAGGUARD H」は軽量・コンパクトでワイヤレスのハンディタイプが用意されている。

●【紫外線照射装置】「MoonBeam3」
38×112㎝の本体から3本のアームを自在にのばして、UV-C(紫外線)除菌する装置である。それぞれのアームは、除菌したい面に合わせて自由に角度を変えられる。「MoonBeam3」は15cmの局所的な照射から210cmの広範囲な照射まで。90秒、180秒、300秒、600秒と照射サイクルも設定変更が可能となっている。

●【汎用画像診断装置ワークステーション用プログラム】「SonicDICOM PACS MD」
世界200ヶ国以上で3万件以上もダウンロードされている「Sonic DICOM PACS」を日本向けにカスタマイズされたバージョンを展示。特別なソフトウェアをインストールすることなく、PC、タブレットなどの端末からDICOMの閲覧できるプログラムであり、有用性は極めて高い。Webブラウザの環境さえ整っていれば、院内のどこからでも閲覧できる。ユーザーごとに権限の振り分けができるので、手軽なのにセキュリティも堅固なのが魅力だ。

●【UVC空気除菌装置】「eLENA」
ウイルス感染対策で「個人レベルでは難しい」とされるのが空気感染(エアロゾル感染)の予防だといわれている。フジデノロの「eLENA」はUV-C除菌装置でエアロゾル感染の危険を補完する。「eLENA」はクラストップレベルの除菌能力と空気循環率が自慢。当然、人体への影響もない。そして「eLENA」はそのデザインにもこだわっている。シンプルな円筒状のボディは現代作家によるインテリアのようだ。病院待合室や診察室に置いても、仰々しくないのが好印象を受けるだろう。本体カラーはいずれも落ち着いたホワイト、ブラック、グレーから選べるので、使用する院内の装飾にも合わせやすそうだ。

●【放射線治療用患者固定装置】「Freedom」
「Freedom」は放射線治療用の患者固定装置。患者への痛みなどの負担が少なく、ひとつのシステムで頭部、頭頸部、そして体幹部までの照射部や姿勢に対応する。また「Freedom」は固定シェル以外にもインターフォームの使用も可能。ベースプレートは軽量かつ放射線の透過性にも優れた素材を使用。


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