NEC

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●“医療におけるICT活用の一歩先を考える”をテーマに最先端の医療ICTを展示
 NECは、先進的な取り組みや、電子カルテシステム、地域医療連携ネットワークサービスなど医療ICTに関するさまざまな展示を行った。
 電子カルテシステム「MegaOakHR」は、新たに重症病棟機能を追加して出展。従来は一部門システムとして、電子カルテと切り離されて運用されることの多いICU等の重症病棟システムであるが、同システムでは、きめ細やかな輸液管理による患者状態の変化をサポートするなど、重症病棟入室中の患者データが電子カルテに反映されることにより、指示や看護計画等の継続性を保証。重症病棟患者のデータが電子カルテと連動することで、重症病棟・一般病棟・外来のシームレスな連携を実現している。

 来場者の注目を集めていたのは、入退出セキュリティを顔認証で行う「AC-7000 Neo 顔認証ドア開閉ユニット」。ドアホン型の形状で、顔認証に加え、指紋やカード、パスワード認証にも対応。同ユニットには世界でも高い評価を得ている同社製顔認証エンジン「NeoFace」を搭載。LEDライトを搭載しているため、暗い場所でも問題なく作動するなど、運用面にもさまざまな工夫がなされており、すでに医療機関への導入実績もあるという。認証システムとしては、ほかにもマスクを装着することの多い医療関係者に対応した虹彩認証システムを参考展示していた。

 このほか、大腸内視鏡検査での見逃し回避を目指す、AI活用のリアルタイム内視鏡診断サポートシステムやHE染色画像解析ソフトウェアなど、診断支援システムも多数展示した。
 また、地域医療連携ネットワークサービス「ID-Link」は、患者の既往歴やアレルギー情報などの基本情報や日常生活に関する情報(ADL:Activities of Daily Living)などを集約して患者単位で一覧表示する「フェイスシート」や、患者の処方履歴や検査結果について、時系列やチャートでの表示を可能にし、患者情報を素早く的確に把握することができる「サマリービュー」などの新機能がを紹介した。


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