EIZO/手術顕微鏡・内視鏡の映像を鮮明に表示可能な大画面4Kモニターを3機種発売

EIZO/手術顕微鏡・内視鏡の映像を鮮明に表示可能な大画面4Kモニターを3機種発売

 EIZO(本社:石川県白山市)は、手術顕微鏡・内視鏡の4K映像を表示する54.6型、48.5型、42.5型の大画面モニター3機種を発売する。それぞれの発売日は以下のとおり。

機種名 CuratOR EX5542 サイズ 54.6型 発売日 2023年4月3日
機種名 CuratOR EX4942 サイズ 48.5型 発売日 2023年4月3日  
機種名 CuratOR EX4342 サイズ 42.5型 発売日 2022年12月6日         

「CuratOR EX5542(以下EX5542)」と「CuratOR EX4942(以下EX4942)」、「CuratOR EX4342(以下EX4342)」は、手術室で使用される手術顕微鏡や内視鏡、手術支援ロボットの4Kカメラ映像を、高解像度4K UHD(3840×2160ピクセル)かつ高輝度700cd/㎡で鮮明に表示できる、54.6型、48.5型、42.5型の手術室用の大画面モニター。

 手術顕微鏡や内視鏡を使った手術は、モニター画面を見ながら行うため、画面には手術の細部を大きく鮮明に表示する必要がある。また、執刀医が見る視界を、手術室内の医療チーム全員と共有する必要もある。当社は、手術用4Kモニターのラインナップに、今回発表の大画面3機種を加えることで、術式(手術の方法)や手術室の規模、医療チームの人数など、使用環境に合わせてより適したモニターの提案が可能になる。

 3機種ともに手術用モニターに求められる各種性能・機能を備えるほか、大画面ながら軽量化を図り、VESA規格にも対応することで、手術室内の大画面モニタースタンドや、天吊りアーム、壁掛け金具などさまざまな設置方法で使用できる。

主な特長
■4K UHD解像度、高輝度で、手術映像を鮮明に表示
 3機種とも、フルHDの4倍にあたる横3840×縦2160ピクセル(画素)の情報量を表示可能。手術顕微鏡や内視鏡、手術支援ロボットの4Kカメラで撮影する4K UHD映像を高精細に再現する。さらに、発光効率の優れたLEDバックライト搭載パネルを使用し、高輝度700cd/㎡を実現。明るい照明の手術室においても視認性の高い映像表示が可能。

■大画面で高い臨場感を実現 
 フルHD(1920×1080ピクセル)解像度の場合、モニターを大型化するほど画素の粗さが目立つが、EX5542、EX4942、EX4342は、54.6型、48.5型、42.5型の大画面、かつ4K UHDの高精細画面により、手術映像の細部を大きく明瞭に、臨場感高く表示可能。また大画面により、執刀医が見る視界を、手術室内の医療チーム全員に共有できる。全員が治療の進行状況を視覚的かつリアルタイムに把握できるので、手術の円滑な進行やチーム医療の充実につながるほか、研修医の教育にも有用。

■軽量かつ、VESA対応で多様な設置が可能
 大画面ながら、EX5542は約29.3kg、EX4942は約25kg、EX4342は約17kgへの軽量化を実現。VESA規格対応の取付け穴ピッチにより、大画面モニタースタンドや、天吊りアーム、壁掛け金具を活用した手術室内の設置に柔軟に対応。

問い合わせ先=EIZO ヘルスケア営業部
TEL:03-5764-3403


その他の記事

PHCホールディングス傘下Epredia Holdings Ltd. /がん診断における病理医の作業効率化を目指し、デジタルスライドスキャナ「PANNORAMIC 480」を発売(2023.11.6)

 PHCホールディングス(本社:東京都港区、以下「PHCHD」)傘下で病理事業を展開するEpredia Holdings Ltd. (本社:米国ニューハンプシャー州、以下「Epredia」)は、3DHISTECH Ltd.(本社:ハンガリーブダペスト、以下「3DHISTECH」)が開発した「PANNORAMIC 480」を発売した。Eprediaと3DHISTECH社は、病理検査室向け…

ウィーメックス/一般・療養型病院向け電子カルテシステム「Medicom-CKII」を発売 (2023.10.31)

 PHCホールディングス(本社:東京都港区)傘下のウィーメックス(本社:東京都渋谷区)は、医療従事者の業務効率化に貢献する、一般・療養型中小規模病院向け電子カルテシステム「Medicom-CKII」を発売した。療養型の病院では、長期間入院患者の数に比例して、患者ごとの診療データ量も増加する。 そのため、医療従事…

キヤノン/光干渉断層計“OCT-R1”とデジタル眼底カメラ“CR-10”を発売

 キヤノンは、眼科機器の新製品として、OCT と眼底カメラの機能を有する光干渉断層計“OCT-R1”およびデジタル眼底カメラ“CR-10”を2023 年10 月下旬に発売する。  OCT は、近赤外光を利用して網膜の断層像を撮影する眼科機器で、眼科や健診などで、近年増加している緑内障や加齢黄斑変性など眼の疾患の診断や経過観察に用…

ウィーメックス/リアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」を新発売

 PHCホールディングス(本社:東京都港区)傘下のウィーメックス(本社:東京都渋谷区)は、日本国内における医療現場のニーズに対応した小型カートタイプのリアルタイム遠隔医療システム「Doctor Cart」を、2023年9月1日より発売する。本製品は、十分な診療スペースの確保が困難な日本の医療現場でも扱いやすいコン…

富士フイルムメディカル/病原体の捕集性能に優れた医療機関向け空気清浄機を富士フイルムとシャープで共同開発し、新発売

 富士フイルムメディカル(本社:東京都港区)は、富士フイルムの抗菌技術「Hydro Ag⁺」により除菌効果が長時間継続するフィルター(以下、「Hydro Ag⁺フィルター」)を搭載した空気清浄機「FU-M1400-W(Hydro Ag⁺医療用菌・ウイルスフィルター搭載モデル)」を、医療機関に向けて4月28日より発売した。本製品は、富士フ…

ユナイテッドイメージングヘルスケア/uMR Omega V 10 をリリース

 United Imaging Healthcare Japan (東京都千代田区、以下ユナイテッドイメージングヘルスケア)は“AI for Imaging”というキーワードをもとに、さまざまな臨床現場や市場ニーズに合わせたAI 技術(uAiFI)を開発し、今回 3T フラッグシップモデルである75cm の開口径を有したuMROmega に取り入れた新バージョンV 10 を発…

ウィーメックス/クラウド環境を活用した診療所向け医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRf Hybrid Cloud」を発売

 ウィーメックス(本社:東京都渋谷区)は、診療所向け医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRf Hybrid Cloud」を発売すると発表した。医療業務の効率化や医療DXへの対応が求められる中、厚生労働省が提唱するデータヘルス集中改革プランへの適応やそれに付随したセキュリティ対策、障害・災害対策用の業務継続計画(B…

GEヘルスケア・ジャパン/AI等の技術を用いた画像診断支援アプリケーションの事前評価・運用ソリューション「Open AI VNA」 を販売開始

  GEヘルスケア・ジャパン(本社:東京都日野市、GEヘルスケア)は、VNAプラットフォーム上で、AI等の技術を用いたマルチベンダーの画像診断支援アプリケーションの導入前評価、運用を効率的に行うためのソリューション「Open AI VNA(オープン エーアイ ヴイエヌエー)」を3月末に発売した。 【背景】 放射線画像…

富士フイルムメディカル/上部消化管用細径処置スコープ「EG-840TP」新発売

 富士フイルムメディカル(本社:東京都港区)は、4色のLED光源搭載の内視鏡システム「ELUXEO(エルクセオ)」用の上部消化管用細径処置スコープ「EG-840TP」を発売した。本スコープは、先端部径7.9mmの細径ながら鉗子口径3.2mm・副送水機能・ハイビジョン画質を実現することで、観察から処置までをサポートするもの。 …

フィリップス・ジャパン/国内初の医療機器承認デジタル病理システムの次世代型ソリューションを販売開始

 フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区)は、2023 年1 月1 日から、病理ホールスライド画像診断補助装置「フィリップス インテリサイト パソロジーソリューション」を日本国内にて販売開始した。本製品は、これまでの経験と実績をもとに刷新された次世代型ソリューションであり、病理ホールスライド診断補助装置とし…

エルピクセル/胸部X線画像の読影診断を支援するEIRL Chest Screeningの新モデルを発売

 2023年1月10日、エルピクセル(本社:東京都千代田区)は、胸部X線画像の読影診断を支援するEIRL Chest Screeningについて、新たに3つの異常陰影領域(浸潤影、無気肺、間質性陰影)を検出する機能を追加した新モデルを発売した。  従来のEIRL Chest Screeningは、胸部X線画像から肺結節候補域を検出するEIRL Chest No…

富士通Japan/手術室の稼働率を向上し病院経営を支援する新ソリューションを提供開始

 富士通Japanは、手術室の稼働率を向上し病院経営を支援する新ソリューション「Fujitsu リソース最適化エンジン Assignment Master」(以下、「Assignment Master」)を開発し、300床以上の大中規模病院向けに2022年12月7日より提供開始する。  本ソリューションは、手術室や手術機器、医師や看護師の予定など、手術に…

富士フイルムヘルスケア/乳房超音波検査の支援機能「eScreening(イースクリーニング)」提供開始

 富士フイルムヘルスケア(本社:東京都港区)は、AI 技術※1 を活用して開発した、乳房超音波検査の支援機能「eScreening(イースクリーニング)※2」の提供を本日より開始した。 「eScreening」は、超音波診断装置「ARIETTA 850 DeepInsight(アリエッタ 850 ディープインサイト)※3」用の新機能で、乳腺領域中の輝度や質…

TOPへ