キヤノンメディカルシステムズ/Outcomes driven innovation. Made possible

キヤノンメディカルシステムズ/Outcomes driven innovation. Made possible

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 キヤノンメディカルシステムズは「Outcomes driven innovation. Made possible」をテーマに、新AIブランド“Altivity”の展示コーナーをブース入口付近に設置して同社のAI技術をアピール。Healthcare ITコーナーでは「Abierto Reading Support Solution」として、頭部CT画像の評価など、読影支援・解析が可能なAI技術を展示。PET-CTエリアでは、同じくAI技術を搭載したPET-CT「Cartesion Prime」が展示された。
また、展示では放射線治療の分野で提携しているエレクタ社の最新リニアック「Elekta Harmony」や、4月11日に協業を発表したばかりのPSP社の読影用ビューアーソフト「EV Insite R」なども展示されていた。

「Abierto Reading Support Solution」の画面

新AIブランド“Altivity”を猛アピール

【新製品】80列CT「Aquilion Serve」
 CTエリアでは、3月末に発表したばかりの最新80列マルチスライスCT「Aquilion Serve」を出展。同CTは、キヤノンとのコラボレーションにより開発されたCTで、キヤノン製カメラを搭載するなどして、検査のワークフローの一部を自動化。デザインを一新したユーザーインターフェースにより、シンプルな操作で再現性の高い安定したCT検査を現している。AIを用いた画像再構成技術「Advanced intelligent Clear-IQ Engine-integrated(AiCE-i)」を搭載し、被ばく線量の低減と高画質化を両立させ、迅速で、かつ高品質な画像を提供することが可能となっている。
 CTエリアでは、他に超解像技術「Precise IQ Engine(PIQE)」を搭載したADCT「Aquilion ONE / PRISM Edition」の実機が展示され、また会場外には、感染症対策用に「Aquilion Lightning / Helios Edition」を搭載したコンテナCTの実機が出展された。

80列マルチスライスCT「Aquilion Serve」

【新製品】血管撮影装置「Alphenix Biplane」
 Angioエリアでは、画素サイズ76μmを実現した「Hi-Def Detector」を搭載する血管撮影装置「Alphenix Biplane」を出展。同装置は、12インチ×12インチサイズと大視野をカバーする12インチ×16インチサイズを搭載。頭部領域以外にも活用可能な装置となっている。展示では、実機だけでなく、同装置で撮影した各部位の画像をQRコードを読み取ることで表示し、その質の高い画像を見ることができる工夫などが盛り込まれていた。また、X-Rayエリアでは、デジタルX線TVシステム「Astorex i9」の実機を出展。装置以外にも、多数の臨床画像を供覧し、その高性能をアピールしている。

血管撮影装置「Alphenix Biplane」

【新製品】超音波診断装置「Aplio i800 / Prism Edition」「Aplio flex」「Aplio go」
 USエリアでは、ITEM初出展となる「Aplio i800 / Prism Edition」を展示。AIを用いたアプリケーションを多数搭載し、スクリーニングから精密検査まで、幅広くサポートする装置である。また、よりルーチン検査に特化した「Aplio flex」「Aplio go」も展示。スタイリッシュかつコンパアクトなデザインとなっている。

超音波診断装置の新製品「Aplio flex」(左)と「Aplio go」

●PET-CT「Cartesion Prime」
 核医学関連では、今年4月に4施設で稼働を開始した最新型PET-CT「Cartesion Prime」の実機を出展。画像再構成技術「Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)」を搭載した80列CTによる高精細画像が評価されているという。また、現在開発を進めているデバイスレス呼吸同期のシステムを参考出展。同社の技術力をアピールしていた。

最新型PET-CT「Cartesion Prime」

【新製品】1.5テスラMRI「Vantage Fortian」
MRエリアでは、4月5日に発売が開始されたばかりの1.5T MRI「Vantage Fortian」を展示。CT「Aquilion Serve」と同様にキヤノンとのコラボレーションにより開発されたMRIで、キヤノン製カメラを採用した「シーリングカメラ」により、検査前のセッティングを簡便に行くことができる。また、71cmの口径をもつOpen Bore設計や、新しいグロスコーティングによる表面塗装により、検査間の消毒作業をしやすくするなどの感染症対策が施され、操作者・患者双方が安心して検査を受けることができるなどの配慮がなされている。

1.5テスラMRI「Vantage Fortian」


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