フジデノロ/新しい価値を創造し続けるフジデノロ

フジデノロ/新しい価値を創造し続けるフジデノロ

https://www.fujidenolo.co.jp

 フジデノロは、「新しい価値を創造し続けるフジデノロ」をメインテーマに、ブースはホワイトのカラーを基調に“FUJI denolo”ロゴやブルーのLED照明を配し、さらに製品自体もホワイトとブルーで統一して、明るく爽やかな空間に仕立てていた。

●【新製品】磁性体検知器「MAGGUARD」
「MAGGUARD」にはスタンドタイプ「MAGGUARD S」、壁掛け(ウォール)タイプ「MAGGUARD W」、手持ちのハンドヘルドタイプ「MAGGUARD H」があり、今回は昨年のITEMで参考出品した「MAGGUARDⅡ」を正式な製品として展示した。最新仕様の最大の特徴は、自社開発した超高感度磁気センサシステム「iMUS(イムス)」センサの採用である。磁場の変化をX、Y、Zの三次元センサ配置でとらえることで、高い磁気レベルのMR検査環境下においても、ヘアピン等の微小な磁気信号変化から酸素ボンベなど磁性の大きなものまで、安定した測定を実現。また、「ダッシュボード」と呼ぶアプリケーションも自社開発し採用したことで、「MAGGUARD S」と「MAGGUARD W」のよりきめ細かな制御が可能になった。例えば「ダッシュボード」のバリア機能を使用すると、あらかじめ設定した範囲内のみ検知することができる。その他、AIでオートチューニングする機能を追加しており、AIの学習により最適の設置位置を選択できる(マニュアル設定も可)。機器自体のデザインもよりスマートなものへ刷新され、約6時間の充電で「MAGGUARD S」と「MAGGUARD W」が最大20時間、「MAGGUARD H」は最大40時間駆動するリチウムイオンバッテリーを搭載した。さらに、従来は「MAGGUARD S」と「MAGGUARD W」にオプションで設定していた圧力センサ内蔵の「MatSwitch」を、デザインを変更した上で標準装備としている。なお、「MAGGUARD H」にも「iMUS」センサを採用し、センサを2ヵ所に増やしたことで、検知可能な範囲も約2倍に広がった。

●【新製品】空間飛沫除菌装置「eLENA Lin」
ブースでは、今年3月28日に発表・発売された卓上の空気除菌装置「eLENA Lin」も来場者の視線を集めた。「eLENA Lin」は、近畿大学医学部と共同開発したUVC空間飛沫除菌装置で、放射線科や外来の受付カウンターなどにコロナ対策のパーテーション代わりに設置する使用用途を想定している。会話の中で発生する呼気や飛沫を2機のブロアファンで強力に吸引し、その後、内部の帯電HEPAフィルターでウイルスをキャッチ。そしてフィルターに付着したウイルスにUVC(265nm UVC LED)を照射して不活性化し、クリーンになった空気を排出する。通常は横置きで使用するが、使用用途に合わせて縦置きの設置も可能。なおフジデノロでは、医療機関以外にもビジネスシーンでの活用も想定しているという。

●医用画像管理システム「SonicDICOM PACS」
「SonicDICOM PACS」は、薬機法認証と非認証のクラウド・オンプレミス、計4種類があり、認証仕様は医療機関の診療・診断、非認証仕様は画像データ(DICOM)の共有が主な用途となる。後者は具体的には、共同研究(例えば1施設契約で、クラウドアップロードにより多施設間で画像データの集積・解析を行う)や救急医療における使用実績を持つ。その他、医師の働き方改革を目的とした活用例もあるという。ブースでは、画像参照ニーズの高い在宅医療や訪問診療施設での運用事例も紹介していた。


その他の記事

TOPへ