島津製作所/外科手術での異物遺残を防ぐため、AI技術を用いた確認支援技術を開発、回診用X線撮影装置に搭載可能なソフトウェアを発売

 島津製作所は、AI技術を用いた「遺残確認支援ソフトウェアSmart DSI*1(スマート ディーエスアイ)」を開発した。当社のX線画像診断装置のワークステーション用プログラムとして、4月7日から国内で発売する。
 外科手術の前後には、執刀医、麻酔医、看護師など手術室に入る医療担当者によって、ガーゼ、縫合針、鉗子などのカウントが行われている他、手術直後には患者を回診用X線撮影装置で撮影して、体内の異物遺残の有無をX線画像で確認されている。医療施設では、こうした異物遺残の防止対策が確実に行われているものの、依然、外科手術後の体内でのガーゼ残存等が発生しており、患者の身体的リスクだけでなく、医療施設の社会的信頼性に影響を及ぼしている。さらに対応に必要な医療費が日本では年間35億円*2との調査報告があり、医療施設の経営面でも重要な課題となっている。また手術後のX線画像による確認作業については、画像上で体内の異物が骨と重なっていた事例など、さまざまな原因で遺残物を見逃してしまう課題があった。
 当社は、これらの課題解決を目指し、物体検出に優れているAIの深層学習を用いた遺残物確認支援技術を開発した。患者の安全・安心に役立つとともに、多忙な医療従事者の皆様の負担低減を支援する。

*1:Detection Support with Image processing
*2:名古屋大学大学院医学系研究科「医療の質・患者安全学講座」の調査結果

問い合わせ先=島津製作所 コーポレート・コミュニケーション部
TEL:075-823-1110


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