富士フイルムメディカル/NEVER STOP Evolution to the future

富士フイルムメディカル/NEVER STOP Evolution to the future

  富士フイルムグループにおいて医療事業を担う最先端企業として、医療機器や医療用ネットワークシステム、付帯するソフトウェアの販売・開発と技術サービスを提供する富士フイルムメディカル、富士フイルムメディカルITソリューションズ、富士フイルムヘルスケアシステムズは、3社でブースを構築。「NEVER STOP Evolution to the future」をテーマに、最新の医用画像情報システムや統合診療支援プラットフォーム、診療文書管理・診療業務支援ソリューションから電子カルテシステムまで、ヘルスケア領域におけるトータルソリューションを幅広く展示した。

●感染症対策関連の製品群
 ブースの最前列には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を考慮した感染症対策関連の製品を展示していたのが印象的だった。具体的には、デンシトメトリー分析装置「富士ドライケムIMMUNO AG2」や新型コロナウイルス抗原検査キット「富士ドライケムIMMUNO AGカートリッジ COVID-19 Ag」、持続除菌環境清拭材「Hydro Ag+」アルコールクロス/アルコールスプレー、薬用ハンドジェルHAなどである。
また、富士フイルムメディカルの、胸部単純CT画像からCOVID-19の特徴的な所見の可能性を高・中・低の3段階で提示して診断を支援する3次元画像解析システムボリュームアナライザー「SYNAPSE VINCENT」のアプリケーション「COVID-19肺炎画像解析プログラム」も来場者の足を止めさせていた。

●統合診療支援プラットフォーム「CITA Clinical Finder」と診療文書管理・診療業務支援ソリューション「Yahgee」
 病院内の各診療システムで管理される検査画像やバイタル情報、処方などの診療データを1つのプラットフォームに集約して表示する富士フイルムメディカル「CITA Clinical Finder(シータ クリニカル ファインダー)」をブースの中央にディスプレイしたことも、同社の意気込みが分かるところだ。データを集約・統合することで、診療に必要な情報とプロセスをわかりやすく可視化し、また情報閲覧に要する時間の短縮や医師およびコメディカルの情報共有の促進、紹介状や同意書のPDF化によるペーパーレスの促進、診療報酬算定に必要な書類の漏れの把握などを実現する機能は高く評価されている。さらに、診療情報を時間軸に沿って参照できるタイムラインガジェットや検査結果および文書・レポートデータなどをサムネイル形式で探すことができるサムネイルビュー、カルテ記事や各種検査情報などを自由なレイアウトで1画面に集約できるフリーレイアウトビューなども実装し、まさに現場視点での開発が伺えところだ。加えて、患者リストと“クリニカルフロー”診療プロセスの全体像を横軸に展開し、診療業務をよりスムーズ化する機能を有していることも、同システムの特徴と言えよう。
 なお、「CITA Clinical Finder」は診療文書管理・診療業務支援ソリューション「Yahgee(ヤギー)」と組み合わせることで、一層、有用なシステムに発展する。クリニカルフローで可視化された未提出の文書を発見した際は、そのままYahgee Document Editorを呼び出して不足文書の記載を行うことが可能となっている。また、手術や検査の同意書の電子サインもできるように設定したことで、書類管理業務の効率化を達成している。

●医用画像情報システム「SYNAPSE SAI viewer」の画像診断支援機能をクラウドで提供する新サービスを公開
 「CITA Clinical Finder」の横では、医用画像情報システム「SYNAPSE SAI viewer」の画像診断支援機能をクラウドで提供する新サービスを紹介する。この医療クラウドサービスは、「SYNAPSE」からクラウドサーバーにアップロードした画像に対して選択した画像診断支援機能の解析が行われ、その結果を「SYNAPSE SAI viewer」で参照することができる仕組み。富士フイルムの新しいメディカルAI技術ブランド「REiLI(レイリ)」も活用している。利用回数に応じて費用を支払うサービスのため、導入コストが低く抑えられ、画像解析機能がより利用しやすくなることも訴求点である。

●クラウド型電子カルテ「Hi-SEED Cloud」とオンプレミス型電子カルテ「Hi-SEED(ハイシード) W3 EX」
 本年3月に日立ヘルスケアシステムズは、富士フイルムグループに加わり、富士フイルムヘルスケアシステムズとして再出発した。同社の主力製品であるクリニック向けクラウド型電子カルテ「Hi-SEED Cloud」とクリニック向けオンプレミス型電子カルテ「Hi-SEED W3 EX」も、今回のブースに展示されたことは言うまでもなく、富士フイルムグループが電子カルテシステムの領域にも進出したことをアピールした。
 2つの電子カルテの特徴を紹介する。「Hi-SEED Cloud」は日医標準レセプトソフト(ORCA)を実装し、初期導入費用を抑えつつ、いつでもどこでもカルテ参照・入力が可能。また、シンプルで直感的な機能と画面構成に、高いセキュリティ対策と監視体制を内包したシステムで、かねてより高い評価を得てきている。一方、「Hi-SEED W3 EX」はレセコン一体型の多機能タイプで、業務と経営の最適化を支援。豊富な機能をシンプルに扱えるインターフェイスと多彩なネットワーク連携で現場での使用快適性を向上させ、また次世代型の院内業務フローにも対応しており、やはり市場での評価は高い。


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