富士フイルムメディカル

富士フイルムメディカル

<テーマ:Value from Innovation ~医療のいちばん近くから、次代を見つめる~>
http://fms.fujifilm.co.jp/
最新技術と画像処理技術を組み合わせた多彩な新製品群を出展
 富士フイルムは、『AI』や『IoT』などの最新技術や、同社の持つ画像処理技術を組み合わせて同社が目指す次代の医療を担うシステムとソリューションを多数出展した。ITソリューションのコーナーでは、「Open Integration. Good Solution.」をテーマに、より効率的かつ効果的に診断や治療を支援する製品・ソリューションを展示。読影ソリューション「SYNAPSE 5」は、さらなる画像表示の高速化と新機能を追加したことを紹介した。ボリュームアナライザー「SYNAPSE VINCENT」は、新たに「IVRシミュレータ」、「4Dフロー解析」等のソフトウェアが追加され、より幅広い診療科への対応が可能となっている。今回、初展示となる医用ITクラウドサービス「SYNEPSE EVREA」は、同社が培ってきたPACSの機能をクラウド環境で手軽に利用することができるシステムで、初期費用を大幅に抑えることを可能にしている。また、現在開発を進めているAI技術を用いたメディカルAI技術の新ブランド「REiLI(レイリ)」を参考出展した。「REiLI」は、富士フイルムがこれまで培ってきた画像処理技術・画像認識技術を組み合わせ、画像診断を支援するAI技術で、会場では、①臓器セグメンテーション技術、②コンピュータ支援診断(CAD)、③読影ワークフローの効率化/レポート作成支援に関する技術展示を行った。
●医用画像情報システム「SYNAPSE 5」
 2000年に発売されて以降、Web技術と独自の画像処理技術により、診断に適した高画質な画像を提供するとともに高い安定稼働性が多くの医療機関に評価されてきた「SYNAPSE」シリーズ。最新版「SYNAPSE 5」は、サーバ上で画像処理を実施し、その処理結果のみをクライアント端末に送信して表示する「サーバサイドレンダリング方式」によって、画像をクリックしてから表示されるまでの待ち時間や、表示された画像を操作する際のレスポンス時間が短縮され、診断効率の向上と医師のストレス軽減に貢献している。今回の展示では、さらなる新機能を追加し、臨床における画像診断の効率化を支援することを紹介した。
●【新製品】デジタルX線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO Dual」
 2018年4月5日に発表した最新型X線画像診断装置「FUJIFILM DR CALNEO Dual」。6月に発売予定の同装置は、X線エネルギーの吸収感度が異なるCsI(ヨウ化セシウム)とGOS(ガドリニウムオキサイドサルファ) を用いた2種類のX線検出部を積層しており、画像処理技術である「エネルギーサブトラクション(ES)技術」を用いることで、骨強調画像と軟部組織画像に分離することが可能となっている。さらに、DXA法による骨密度測定が可能で、腰椎および大腿骨への1回のX線照射で、骨粗しょう症の診断に必要な画像が取得できるため、撮影時間の短縮と被検者の身体的負荷軽減に貢献する装置である。

●【新製品】外科用Cアーム型デジタル透視システム「CORE VISION 3D」
 2018年4月9日に発表した外科用Cアーム型デジタル透視システム「COREVISION 3D」。6月に発売予定の同装置は、富士フイルムが持つX線動画技術と、X線動画全体のコントラストを最適化する画像処理技術「Dynamic Visualization(ダイナミックビジュアリゼーション)2」で構成されるX線動画処理エンジン「ダイナミックコアエンジン」を搭載。画像処理を高速に行い、高鮮鋭かつ高コントラストなX線動画像を提供する。さらに、対象部位を180°相当スキャンして3D画像を描出できるため、人工関節置換術などの整形外科手術において、体内に挿入したインプラントやスクリュー、および固定プレートの位置など2D動画では見えにくいものをさまざまな角度から確認することが可能となっている。また、長時間撮影を可能にする水冷方式によるX線発生器の冷却機構「Advanced Active Cooling(アドバンストアクティブクーリング)」を搭載。さらに、FPD(X線画像平面検出器)にX線エネルギーの変換効率を高める同社独自のISS方式を採用しており、「ダイナミックコアエンジン」と組み合わせることで、同エンジンを使わない場合よりも低被ばく化を実現している。なお、今回、「COREVISION 3D」のほかに、スタンダードモデルの「COREVISION LD」、モニター一体型で省スペースを実現した「COREVISION SD」も併せて展示された。

●トモシンセシス対応デジタル式乳房用X線装置「AMULET Innovality」
 マンモグラフィは、トモシンセシス対応のデジタル式乳房用X線装置「AMULET Innovality」を展示。大阪警察病院と共同で開発した乳房を圧迫する際におこる痛みを軽減するための機能を搭載。画質を担保しつつ、患者にも医療機関にもメリットのある機能を追加している。


その他の記事

EIZO

<テーマ:診断から治療まで EIZOはプレシジョン・メディシンを「面」で支…

エレクタ

<テーマ:Focus where it matters.> http://www.elekta.co.jp/ 高精度…

京都科学

<テーマ:We support Healthcare,with Medical Education Models.> ht…

JVCケンウッド

<テーマ:Healthcare×JVC信頼の技術と光る個性で新たな医療の形を提案>h…

島津製作所

<テーマ:With Your Stories-lifetime healthcare support-> https:/…

日本アキュレイ

http://www.accuray.co.jp/ 次世代型のトモセラピーシステム「Radixact」…

TOPへ