NEC/病院経営戦略セミナー

 NECは、1月26日にNEC関西ビル(大阪市)で「NEC病院経営戦略セミナー」を開催した。参加者は72名で、2名の講師による講演会とパネルディスカッションが行われた。
 はじめに近森正幸氏(近森会理事長)が、『地域医療の今後と地方急性期病院のあり方』と題して講演。「高知県は、中小規模病院に急性期医療を担う力が落ちているため、基幹病院に救急受け入れ件数が集中している」と現状を説明した。チーム医療においては、同一の時間と空間で双方向にカンファレンス、情報交換・共有をする「レゴ型チーム医療」がベストであろうと自院を例に論じた。さらに、人口減少と競合病院が多い高知県において、近森会は機能分化を進めてきたことを紹介。元々急性期病棟だけだった近森会が、回復期病棟との「垂直統合」により算定できるステージを漸次増やしてきたと強調した。
 次に嶋田康之氏(姫路聖マリア病院事務部長)が、『未来(あす)が見えない時代の病院経営戦略』を演題に講演。姫路聖マリア病院は外部環境として、近隣病院の統合再編と新設予定病院を「脅威」と捉えており、病院としての取り組みを示した。まず、一部病床(54床)を「地域包括ケア病棟」へ転換したことにより増収につながったと経営効果に言及。そして「医療型障害児者施設」(80床)の開設を挙げた。2年で満床が見込めることから、今後は安定的な経営資源になり得るとした。また、研修施設として「メディカルシミュレーション」事業について述べた。『姫路メディカルシミュレーションセンターひめマリア』では、研修医や看護師の研修が可能であるとした。
 セミナーの後半は、宇都由美子氏(鹿児島大学病院副病院長)が司会役となり、参加者の関心が高い項目についてパネルディスカッションが行われた。
 その後参加者は、展示会場にてNECの医療ソリューションを見学した。


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