テクマトリックス

テクマトリックス

●約700件の導入実績がある医療ITクラウドサービスをアピール
 テクマトリックスは、クラウドサービス「NOBORI」を前面に展示した。 

 「NOBORI」は、CT画像などの大容量の医療データを東日本、西日本のデータセンターで管理し、それぞれのセンターが、それぞれのセンターのデータを保管する。増え続ける医療データを院内で保管・管理する必要がなく、万が一の広域大災害でデータを損失するリスクも飛躍的に軽減できる。
 医療機関では、「NOBORI-CUBE」と呼ばれるパソコンの後付けハードディスク程度の大きさの装置を、必要な数だけ院内に設置するだけであり、独自で構築する院内ITならばサーバ室などの大きなスペースやバージョンアップや保守・点検に時間や人員、費用がかかるところだが、「NOBORI」はITにかかる煩わしい手間からも病院関係者を解放してくれるため今回の会場においてもその手軽さが注目されていた。

 臨床の現場で「NOBORI」を利用する医師、医療スタッフには、“クラウドを意識させないスムーズな操作感”が魅力で、高機能DICOMビューワとしての役割や、放射線部門に限定されないレポーティングシステム、画像の圧縮/送信に加えて検像システムも備えるなど充実した機能が医療行為をサポートするのも心強いものとなっている。
 保管保持期限の過ぎた経年のデータは通常なら消去されるが、「NOBORI」には長期保管が可能であることにより、コンサルティングやセカンドオピニオン希望、転院などで必要なデータのすばやい入手を実現することにもなるため、患者や元患者、および患者の家族にとってもメリットは大きいものとなる。
 また、サーバなどの機器を用意する必要がなく、初期費用も不要の使用課金式のサービスであり、サーバの容量が不足すれば、契約プランを変更することで対処することができるので、このことを会場で知って驚く来場者も多かった。
 


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