ファインデックス/最新型の視線分析型視野計の実機を展示

ファインデックス/最新型の視線分析型視野計の実機を展示

 放射線部門をはじめ、各種の医療システムや公共向けソリューションの開発・販売を行っているファインデックス。同社では、新発想によるIoTデバイスを活用した医療・ヘルスケアデータの収集およびAIによるデータ分析などを行うヘルステック事業にも力を入れている。特に、視野検査システムはこれまでにないデータを集めることができる新しいシステムとして、失明原因第1位である緑内障の早期発見に大きく貢献することが期待されている。
 ホスピタルショウ2023に同社が出展したのは、視線分析型視野計「GAP-screener」である。
●検診施設用の視線分析型視野計「GAP-screener」
 視線分析型視野計 「GAP」「GAP-screener」は、ヘッドマウント型の自動視野計。自社で独自に設計・開発した専用ゴーグルは、検査に最適化されたスペックと軽さを実現。また、量産型視野検査装置として初めて、アイトラッキングとAIを使った分析を行っている。そのため、被検者はボタン操作無しで検査を受けることができ、ゴーグル型であることから、被検者は楽な姿勢で検査を受けることができる。ベッド、車いす、ソファー等、今まで視野検査が難しかった状況でも検査を適用することができ、暗室や広い検査スペースを必要としない。
 展示では、特に検診診施設や眼科のスクリーニング検査を対象としている「GAP-screener」を展示。光の強さを固定するなど、健康診断に特化した高速検査モードを搭載し、1分程度で検査を実施することができる。同装置は、受診者・検査者ともに簡単な操作で結果を導き出すことから、目の健康を守るための重要なツールとして、多くの施設から高い評価を得ている。 ブース担当者は、「人間のQOLでも視力の維持は重要視されるべきです。40歳代の20人に1人が緑内障になると言われていますが、そのうちの9割は治療が行われていません。緑内障は、早期に発見して治療を行えば、失明や視野の欠損を抑えることができます」と語り、今まで検査を実施してこなかった検診施設にも同装置を採用してもらうことで、緑内障などの視野障害の早期発見に寄与できると強調した。

視線分析型視野計「GAP-screener」の操作の様子


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