GEヘルスケア・ジャパン/Introducing a new era of GE Healthcare

GEヘルスケア・ジャパン/Introducing a new era of GE Healthcare

https://www.gehealthcare.co.jp

 今年1月に独立企業となったGEヘルスケア。新しくブランドカラーとなった「compassion purple」を基調としたブースを設置。CTやMIの新製品を中心に、幅広いソリューションと製品群を出展した。

【新製品】3テスラMRI「SIGNA Hero 3.0T」
MRIのブースでは、MRIの最新テクノロジーである「AIR」技術の進化を紹介した。中でも、ディープラーニング画像再構成技術「AIR Recon DL」では、今までの2Dやディフュージョンに加えて、体動補正技術であるPROPELLERや3Dでの併用が可能になった。
それを適用した製品として、3テスラMRI「SIGNA Hero 3.0T」と「SIGNA Artist Evo」を紹介した。このうち、4月14日に発売を開始した「SIGNA Hero 3.0T」は、高い撮像技術と操作性を兼ね備えるために新たに設計しなおしたMRIで、新開発のインテリジェントマグネットテクノロジーにより、高い磁場均一性を実現するとともに、総重量を2トン減らすことに成功。稼働するヘリウム量を7割削減し、さらに最小29㎡の部屋で運用が可能となっており、1.5Tから3Tへの更新需要に応える製品となっている。
 また、既に販売されている体幹部用のAIRコイルに加え、昨年新たに登場した多目的型のMP(multipurpose)コイルのMサイズとLサイズを展示。識別も色でわかるなど、医療従事者にとって扱いやすい仕様となっている。なお、同コイルは、同社のワイドボア型MRI全機種での使用が可能である。

【新製品】マルチスライスCT「Revolution Apex Elite」
 CTのブースでは、2022年のRSNAで紹介された新製品「Revolution Apex Elite」が4月に販売を開始したことをうけ、実機で展示された。天井に設置したカメラとAI技術を使ったワークフローの改善と再現性の高い検査を実現。最大1300mAが出力可能な次世代型の X線管球を搭載してローテーションスピードを速めることに成功しており、1回転の速度0.23秒を実現。これによって心臓領域で1心拍内での撮影を可能にしている。

【新製品】PET-CT「Omni Legend」
MI(核医学)のブースでは、新発売されたばかりのPET-CT「Omni Legend」の実機が展示された。「Omni Legend」は、検出器のシンチレーターにデジタルBGO(dBGO)を採用し、従来の2倍以上の感度を実現。FDG以外の、疾患特異的な画像に対応するかを見据えた新しい装置となっている。
また、同ブースでは、昨年10月に発売を開始した半導体SPECT/CT「StarGuide」も紹介。全身のSPECTを短時間かつ高画質で撮影が可能であり、3D-Dynamic収集が可能となったほか、270keVまで対応の検出器で177Luを確実に捉え、放射性医薬品内用療法に貢献できる装置となっている。

【新製品】血管撮影装置「Allia IGS5シリーズ」
インターベンション&サージャリー部では、血管撮影装置、ハイブリッドOR、外科用Cアームの展示をしているが、同部のブースでは、昨年9月に薬機法承認を受けた「Allia IGS5シリーズ」がITEM初展示された。
同装置は、治療を中心に運用されることが多くなっているカテーテル室において、従来からのニーズである高画質・低被ばくの実現に加え、カテーテル室の効率的な運用や、様々な手技をより適切な運用、他のモダリティとの連携といった新しいニーズに適応する機能として、新しいユーザーインターフェース「MyIQ」や、最小限の線量で患者・手技に最適化した画質を提供する心臓用画像処理「AutoRight」などを搭載している。


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