島津製作所/第95回レントゲン祭

島津製作所/第95回レントゲン祭

 島津製作所は、2月9日に本社・三条工場(京都市中京区)で、第95回レントゲン祭を開催した。同祭はレントゲン博士の功績を偲んで1924年から氏の命日に毎年催され、併せて記念講演会が行われている。
 同祭では、伊藤邦昌常務執行役員医用機器事業部長が式辞の中で血管撮影装置「Trinias unityパッケージ」と、回診用デジタルX線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX8 Version」の発売、およびカスタマーサポートセンターの開設を昨年の成果として挙げた。また、今後の計画について「AIなどの最新技術が放射線医療に大きな変革をもたらす可能性を指摘する声が高まっているが、当社でも画像診断領域への応用をはじめ、さまざまな取り組みを進めていく」と語った。
 続いて上田輝久代表取締役社長が祭詞を述べ、レントゲン博士の遺影に献花を行い祭事は終了した。
 記念講演会では、陣崎雅弘氏(慶應大)が「放射線医学の今後の方向性」を演題に講演。同氏は画像診断学の進歩について、80年代後半から2000年代初頭を「造影X線検査を三次元画像に置換した時代」と例えて回顧。2010年頃から進む四次元診断の研究として「立位CTの機能診断の可能性」を挙げ、「今後、ロコモやCOPDなど健康寿命延伸の課題となる疾患の診断技術となる」と予想するとともに、四次元診断における大量データの解析ツールとして人工知能活用への期待を述べた。また、もう1つの方向性として、「三次元診断で可視化できていない末梢神経系とリンパ系が新しい研究対象として注目されるだろう」と語った。
 核医学の動向に関しては、“効率のよいスクリーニング”をキーワードに挙げ、「島津製作所が今年2月に共同開発を発表した質量分析器を用いたアルツハイマー病変検出法の今後に期待したい」と述べた。


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