東芝メディカルシステムズ/エリアディテクターCT

東芝メディカルシステムズ/エリアディテクターCT

 東芝メディカルシステムズは、320列エリアディテクターCT「Aquilion ONE/GENESIS Edition(アクイリオン ワン/ジェネシス エディション)」を発売した。
<特長>
▽X線の出力から検出器にいたる過程において、独自のX線光学系技術「PUREViSION Optics」を用いて被ばくと画像のクオリティを決めるあらゆる要素を見直し、X線の出力部では、患者被ばくに影響を与える低エネルギー側の成分を低減し、X線エネルギー分布の最適化を図った。X線の検出部では、精巧な極小切断技術と検出器素材の最適化により、光出力を40%向上させた「PUREViSION Detector」を実装。 患者の被ばく低減だけでなく、画像ノイズやアーチファクトのより少ない鮮明な画像を提供
▽FIRST(ファースト)は、順投影適用モデルベースを使用した逐次近似再構成法。従来のX線CTの画像再構成法であるFBP(Filtered Back Projection)に比べ、大幅にノイズを低減できるため低線量撮影を実現。空間分解能の向上やアーチファクトも抑制され、新たな診断画像を提供。さまざまな撮影条件に合わせた設定強度やスキャンに連動しながら使用できるため、あらゆる検査に対応することができる。また、1回転のボリュームデータを最短3分で再構成できるため、処理速度も日常検査に使用可能なレベルにまで高速化が図られている
▽新たに開発したエリアファインダでは、位置決め用のスキャノ画像を用いることなくボリュームスキャン時の撮影範囲を直接視認することができる。また、ガントリは78cmの大開口径に加え、ガントリチルト角(傾き)を±30°まで拡張することで、さまざまな撮影体位に対応。さらに、FIRSTは専用ユニットを用いて画像再構成を行うため、従来のFBPやAIDR 3Dと完全に並列再構成が実施でき、撮影後、即座に画像を確認することが可能。 これらの革新的な技術や機構により、患者のセッティングから撮影、画像再構成・表示(検査スループット)の効率化を実現し、患者にも術者にもストレスのない快適な検査環境を提供
▽ガントリサイズは、同社製64列CT「Aquilion 64」より小さく、検査室の最小設置スペース19㎡を実現。さらに、電源容量を抑制し省エネルギーな運用を可能としているため、より導入しやすい設計となっている。 また、人を想うカタチ、人に愛されるカタチをコンセプトとして、Patient centric design(患者中心のデザイン)を追求し、なごみや安心感を与える無駄のない美しいガントリデザインとなっている
※問い合わせ先=東芝メディカルシステムズ 広報室 TEL 0287・26・5100

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