東芝メディカルシステムズ/MRI装置

東芝メディカルシステムズ/MRI装置

 東芝メディカルシステムズは、3テスラMRI装置「Vantage Galan 3T(ヴァンテージ ギャラン スリーティー)」の国内販売を開始した。
<特長>
▽傾斜磁場コイルの振動と発熱を抑えることでオープンボアMRI装置での高画質を実現してきた「Saturn Technology」に加え、さらなる高画質を実現すべくRF送受信性能を改善する技術である「PURE RF」を搭載。一般的に送信コイルから発生する電波は、患者の方向だけでなく反対方向にも発生するため、それぞれが打消し合い患者側への送信効率が低下するという現象が生じる。送信技術「PURE RF Tx」では、送信コイルを特殊なシールドで包み込むことにより、反対方向への電波の発生を最小限に抑え、送信効率アップを実現しSNRが向上。 受信面では、受信コイルとAD変換器の間のケーブルで拾われるノイズ成分だけでなく、MR信号とともに受信コイルから拾われる電子ノイズに着目。装置からの電子ノイズ発生を低減する独自のノイズ低減技術「PURE RF Rx」により、MR信号に付加されるノイズを根本から低減し、SNR向上を可能とした。これら2つのRF技術でSNRを同社比20%向上し、次世代3テスラの高画質を実現
▽「Saturn Technology」による高性能、高出力の傾斜磁場能力を確保したまま、電源の省スペース化、省電力化を図ることにより、クラス最小撮像室設置面積18.6㎡(同社比15%削減)、クラス最小定格電力70kVA(同社比22%削減)を実現。これまで設置スペース面、ランニングコスト面で3テスラMRI装置を断念していた施設でも導入を現実的なものにする。特に現在1.5テスラMRI装置を使用している施設では、設置スペースの再検討や電源設備の増設も最小限に抑えられ、3テスラ装置導入をスムーズに行うことができる。また、撮像室を狭く構築することで、操作室や待合室を広くすることも可能となるため、検査環境における新しいアイデアの幅が広がる
▽患者開口径71cmを確保。また、同社独自技術であるハードウエアでの静音化機構「Pianissimo」を搭載し、これからのMRIに必要とされる患者にやさしい検査環境を妥協することなく実現。特に静音性においては、「Pianissimo」技術だけでなく、「Quiet Scan」による撮像自体の静音化により、すべての検査において静かな環境を構築。検査を受ける患者だけでなく、MRI室外の診察室や待合室の患者へもやさしい検査環境を提供することができるため、 MRI検査に伴う検査環境の改善を起点として病院経営に大きく貢献する
※問い合わせ先=東芝メディカルシステムズ 広報室 TEL 0287・26・5100

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