富士フイルム/マンモグラフィ用ソフトウェア

 富士フイルムは、患者ごとの体内の立体構造を、より正確に描出できる、人工知能を用いた新たな画像処理技術を開発した。
 同技術は、X線で撮影した乳腺や脂肪といった人体の構造情報が登録されたデータベースをもとに、撮影した画像を独自のアルゴリズムで分析するもの。撮影したX線画像から、人体の厚みを推測することや、人体の構造情報に当てはまらないと認識したものをノイズとして画像から取り除くことなどにより、粒状性が良く高精細なX線画像を提供し、撮影X線量を大幅に低減することが可能になる。
 同社は、同技術を乳がん検査用デジタルX線撮影装置「AMULET Innovality(アミュレット イノバリティ)」用オプションソフトウェア「トモシンセシス撮影用ソフト Excellent(エクセレント)」に搭載し、富士フイルムメディカルを通じて、7月1日より発売する。
<特長>
▽X線で撮影した乳房の構造情報が膨大に登録されたデータベースをもとに、撮影した画像を独自のアルゴリズムで分析。乳房構造のパターンに当てはまらないものだけをノイズとして認識し、画像から取り除く。これまで見分けにくかったノイズと微小な石灰化が見分けやすくなるなど、診断に適した粒状性が良い高精細な画像の提供を実現
▽撮影した複数枚の2次元の画像を再構成し、乳房の断層像を推定する際に、逐次近似法を用いて被写体の構造の位置情報をより正確に抽出する作業を繰り返し実施。乳腺や石灰化など乳房の立体構造を高精度に認識することができる。逐次近似法は、位置情報の抽出作業を繰り返し行うことから、一般的には処理に時間がかかるが、独自のアルゴリズムを用いることにより、スピーディに被写体の正確な構造を認識することが可能
▽断層像を再構成する際に活用する画像の情報量を従来比約4倍に増やし、乳房の微細構造を、より精細に復元して読影しやすい画像を生成
▽上記の特長により、従来比最大約4割の低線量化が可能
※問い合わせ先=富士フイルムメディカル 販売統括本部マーケティング部 TEL 03・6419・8033

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