シーメンスヘルスケア/CT装置

シーメンスヘルスケア/CT装置

 シーメンスヘルスケアは、モバイルワークフローCT装置「SOMATOM go.Top(ゾマトム ゴー トップ)」を発売した。
 同製品は、昨年発売したタブレット端末による操作が可能な「SOMATOM go」の上位機種にあたるCT装置である。
<特長>
▽Sn(スズ)を主成分とする「Tin Filter」を用いたX線スペクトラム変調技術により、被ばく線量を通常のCT検査の約1/50(同社製品比)に抑え、一般的な胸部レントゲン検査と同等レベルの低線量でCT撮影を行うことができる
▽管電流を高くしたまま、管電圧を10kVごとに柔軟に調整できるため、被検者一人ひとりの体型に合わせて管電圧を設定することが可能。これにより、造影剤の使用量を低減させることが可能となるため、高齢者など腎臓機能の弱い被検者の負担を軽減することができる
▽X線ビームが、被検者の身体に届く前に2つのエネルギースペクトルに分割する技術「TwinBeam Dual Energy」により、同じ身体部位を同時に異なるエネルギーでスキャンし、2種類の画像データを取得することができる。組織情報を、付加的に得られるため、正常組織と異常組織の識別や腫瘍学の分野において有効活用することができる
▽被検者登録から画像確認・転送までの一連の操作を、壁を隔てた操作室からではなくCT本体から外したタブレット端末を用いて、検査室内の被検者のそばで行うことが可能。オペレーターが、被検者に寄り添うことで被検者の不安を和らげ安心感を与え、オペレーターにとっても快適で効率的な検査環境を実現
※問い合わせ先=シーメンスヘルスケア MSC本部 コミュニケーション部 TEL 03・3493・5022

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