日立製作所/X線透視撮影システム

日立製作所/X線透視撮影システム

 日立製作所は、操作性を向上させたX線透視撮影システム「Luce(ルーチェ)」を発売した。
<特長>
▽透視撮影像を表示するモニターを搭載した標準構成の遠隔操作卓は、操作パネルを卓上に埋め込むことで横幅をX線透視診断装置「DIAVISTA」の120cmから68cmに抑え、小型化を実現。また操作パネルには、従来のタッチパネルに加えて素早い操作が可能なダイヤルを導入したことにより、検診業務をよりスムーズにする
▽同社独自の画像処理エンジン「FAiCE‐V NEXT STAGE 1+(フェイス ブイ ネクストステージ ワン プラス)」を同製品にも搭載。動きを追従しつつノイズを除去する「MTNR(Motion Tracking Noise Reduction)」、画像の輪郭を強調する「M‐DRC(Multi Dynamic Range Compression)処理」、局所ごとにコントラストを補正する「M‐DRC+処理」などで構成されており、高画質かつ低被ばくのX線透視を実現。また、少ないX線の照射レートでも滑らかな透視画像を抽出できる映像フレームレート補間技術「FRC(Frame Rate Conversion)」を付加することも可能
▽X線検出器に、胃部全体をX線で透視・撮影するのに適した大きさの約30cm角のFPDを採用。視野サイズを切り替えて中心部をモニター画面全体に表示することにより、約1.9倍の大きさで表示することもできる
▽X線管装置とFPDを組み合わせた映像系の移動範囲は、105cmの広いストロークおよび最大9cm/sの移動速度を確保したことにより、平均的な身長の人であれば食道全体から胃までの範囲をカバーすることができる。また、食道から胃を流れる造影剤の動きを追って映像系を移動させることも可能
※問い合わせ先=日立製作所 ヘルスケアビジネスユニット グローバル事業統括本部 TEL 03・6284・3100

TOPへ