シーメンスヘルスケア/MRI装置

シーメンスヘルスケア/MRI装置

 シーメンスヘルスケアは、ハイエンド3テスラMRI装置と同等の多様な先進アプリケーションを搭載し、幅広い医療ニーズに応える1.5テスラMRI装置「MAGNETOM Sempra(マグネトム センプラ)」を発売した。
<特長>
▽軽量な高感度コイル「Tim4G」を搭載し、質の高い診断を可能にする高画質な画像を提供。また、金属アーチファクトを抑制する「Advanced WARP」機能により、これまで検査が難しかった体内金属を有する被検者の検査が可能になる
▽ワークフローの自動化機能「DotGO」により、操作をシンプルにすることで検査効率の向上だけでなく検査のばらつきを低減し、安定した高画質を提供。通常の検査だけでなく、夜間や救急などMRI検査に熟練したスタッフが不在になりがちな場面でも、検査のクオリティを担保することができる。DotGOの自動位置決め機能は、全MRI検査の75%に対応し、幅広い検査領域で検査効率の向上に貢献する
▽装置稼働による液体ヘリウムの消費量をゼロにする「ゼロボイルオフテクノロジー」と、「Eco‐Power」技術を搭載。ゼロボイルオフテクノロジーの実現には、液体ヘリウムを効率的に循環させ、常にコンプレッサーを稼動させる必要がある。Eco‐Power技術は、マグネット内の液体ヘリウム状態をモニタリングし、ヘリウムの循環が不要な時にはコンプレッサーを停止するシステムで、従来よりも電力消費を最大30%削減。また、装置の最小設置面積はクラス最小レベルの28㎡のため、装置導入の初期費用削減や、検査スペースの有効活用につながる
▽被検者が入室後10分で検査が終了するような撮像シーケンスを搭載。小児や長時間ベッドの上に横たわるのが困難な被検者にとって検査時の負担を軽減し、検査騒音を最大97%カットする静音技術「Quiet Suite」と合わせて被検者の快適性向上に寄与する

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