東芝メディカルシステムズ/マルチスライスCT

東芝メディカルシステムズ/マルチスライスCT

 東芝メディカルシステムズは、 最上位機種の新技術を搭載した80列マルチスライスCT「Aquilion Prime SP(アクイリオン プライム エスピー)」を発売した。
<特長>
▽X線の出力から検出にいたる過程において、独自のX線光学系技術「PUREViSION Optics」を用いて被ばくと画像のクオリティを決めるあらゆる要素を見直し、X線の出力部では、患者の被ばくに影響を与える低エネルギー側の成分を低減し、X線エネルギー分布の最適化を図った。X線の検出部では、精巧な極小切断技術と検出器素材の最適化により、光出力を40%向上させた「PUREViSION Detector」を実装。患者の被ばく低減だけでなく、アーチファクトのより少ない鮮明な画像を提供
▽金属アーチファクトを効果的に低減し、金属周辺部の画質向上を実現する「SEMAR」、精度の高い血管の描出、造影コントラストの強調が可能になり、がんや肺塞栓等の病気に対して診断から術後まで有用な情報を提供する「非剛体位置合わせサブトラクション」、異なる2つのエネルギーのX線を収集し、腎結石の成分分別や少ない造影剤での検査など臨床価値の高い検査を可能にする「デュアルエネルギー」、1回のスキャン中に寝台移動速度や管電流、心電図波形に同期してX線を出す方式を切り替える撮影法である「バリアブルピッチヘリカルスキャン」等の最上位機種で培われた豊富なアプリケーション、再構成技術や撮影技術を搭載
▽ガントリは、患者目線の78cm大開口径を実現し、さまざまな撮影体位の撮影に対応。操作室側から、ボタン一つで寝台の上下左右の位置を調整する機能を追加し、画像再構成速度を最大70画像/秒まで向上させることにより、検査の流れを効率化させる。これらの技術により、CT検査全体のスループットの効率化を実現し、ストレスのない快適な検査環境を提供
▽施設の設置環境に柔軟に対応できるよう検査室の最小設置スペース14.8㎡を実現。また、小型化したコンソールシステムにより、検査室だけでなく操作室においての省スペース化や作業スペースの拡張を実現。導入後も装置未使用時には、スリープモードを使用することで省エネルギー運用が可能となり、ランニングコストも抑えられるため病院経営に貢献
※問い合わせ先=東芝メディカルシステムズ 広報室 TEL 0287・26・5100

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