ソニー/4K術野カメラ

ソニー/4K術野カメラ

 ソニーは、手術部位の視野(術野)を高精細に撮影する医療施設向け4Kビデオカメラ「MCC-S40MD」を発売した。
 医療施設向け術野カメラとは、開胸・開腹などの手術における手術部位の視野(術野)を撮影するビデオカメラ。撮影された映像は、主に学術集会での発表や医師の教育などの場で活用され、医療技術の向上に貢献する。非常に細かい血管や神経をつなぎ合わせるような手術の映像では、細い糸や針先の位置関係やどのくらいの力で操作されているのかなど細部までの再現が重要であり、昨今の医療現場ではより高精細な術野カメラが求められている。
<特長>
▽高感度な1.0型の裏面照射型CMOSイメージセンサー(総画素数約2090万画素、有効画素数約1420万画素(16:9)を搭載し、暗部でも高精細な4K映像を撮影することができる。1/3型単板イメージセンサーと比べると、約9倍の受光面積を持ち、より明るく低ノイズの見やすい映像の撮影が可能。また、同社がカメラ開発によって培ってきた高度な画像処理エンジンを搭載し、見たままの質感や細部までをより忠実に再現する
▽4Kの高解像度に対応した光学12倍ズームの大口径レンズを採用。レンズ構成として、映像の周辺まで解像感をおとさない非球面レンズを用いることにより、映像のゆがみや色ずれを抑えすみずみまで忠実な映像を再現。また、映像を構成するすべての画素を解析して映像の解像度を向上させる同社独自の画像処理「超解像技術」を使ったクリアイメージズーム機能を搭載。約20倍の高倍率ズームでも術野の撮影に適した焦点距離を提供し、画質劣化の非常に少ない撮影を行うことができる
▽自動露出補正機能を搭載し、露出調整が難しい無影灯下において適切な露出を実現する。また、ブレ補正や多彩な映像調整機能など専用プロセッサーによる高度な信号処理をベースとした各種機能を搭載し、術野に最適な撮影が可能
▽1ピースカメラ(レンズ一体型)で、凹凸が少なく清掃のしやすい流線型のフォルムデザインを採用。また、手術室内の映像機器を集中操作するコントローラーなどからリモート操作ができ、天吊りアームに装着しての使用に適している
※問い合わせ先=ソニービジネスソリューション 業務用商品相談窓口 TEL 0120・788・333

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