島津製作所/デジタル一般撮影システム

島津製作所/デジタル一般撮影システム

 島津製作所は、“トモシンセシス”、“デュアルエナジーサブトラクション”、“長尺撮影”の各種アプリケーションにより臨床現場における診断をサポートする、デジタルX線一般撮影システム「RADspeed Pro EDGE Package(ラドスピード プロ エッジ パッケージ)」を発売した。
<特長>
▽同社がX線TVシステムで豊富な実績を有するトモシンセシスアプリケーションを、一般撮影システムに搭載。1回の直線断層走査から得られる撮影データから複数枚のデジタル断層画像を簡単・短時間で得ることができる。また、得られたデータより任意の高さで断層面を何度も再構成できるため被ばく線量を低減することができる。さらに、立位での荷重状態や臥位でのテーブル上の撮影、肘や膝を曲げた状態での撮影も可能であり、フレキシブルな検査が可能。整形外科領域にて、ボルトやプレートなど金属固定された部位の術後の経過観察を行う場合に、画像診断を困難にしている金属アーチファクトが抑えられるため、骨の癒合状態などの金属周囲の骨評価が容易になる
▽骨と軟部組織のX線吸収差を利用して、高電圧像と低電圧像を連続して撮影し演算処理を行うことにより、単純X線写真に加えて軟部組織画像と骨組織画像をそれぞれ生成することができる。胸部画像において、軟部画像より肋骨に隠れた結節陰影を描出したり、骨画像により石灰化を描出することができるため、肺がんなどの胸部の診断に有用
▽新たに開発したX線撮影テーブルにより、業界最長レベルの120cm(同社従来機比40cm長)の臥位長尺撮影を可能にした。立位スタンドでは、最長160cmの長尺撮影が可能で、体の大きい被検者であっても、全脊椎・全下肢を観察することができる。また、「RADspeed Pro」シリーズの特長の一つであるX線管保持装置が、X線撮影スタンドまたはX線撮影テーブルと自動で連動する機能と画像の自動結合機能を受け継いでおり、長尺画像を簡単に得ることができる
▽トモシンセシスの画像再構成専用の画像処理ワークステーション「サイドステーションRAD」を装備。トモシンセシス画像再構成中であっても、撮影用コンソールにて次の撮影検査を実行することができるため、検査スループットの向上を期待することができる
※問い合わせ先=島津製作所 医用機器事業部グローバルマーケティング部販売促進グループ TEL 075・823・1271

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