富士フイルムヘルスケア/マルチスライスCTシステム「Supria Optica」新発売

富士フイルムヘルスケア/マルチスライスCTシステム「Supria Optica」新発売

 富士フイルムヘルスケア(本社:東京都港区)は、マルチスライスCTシステム「Supria Optica※1」(スプリア オプティカ)を12月16日より発売する。本製品は、AI技術※2を活用して開発した画像処理機能IPV※3と検査効率向上技術SynergyDrive※4を搭載し、低線量で高画質な撮影と検査時間の短縮を実現したCTシステムである。

今回発売する「Supria Optica」は、高い評価を得ている「Supria」シリーズのオープン&コンパクトのコンセプトはそのままに、AI技術を用いて開発した画像処理機能IPVや検査効率向上技術SynergyDriveを搭載し、低被ばくかつ高画質な画像の提供と快適な検査環境の実現に貢献する64列128スライスCTシステムである。

製品の特長
1.低線量での撮影時にも高画質な画像を提供
富士フイルムヘルスケアの最新CTシステム「Supria Optica」では、AI技術を活用して開発した画像処理機能IPVを搭載した。これにより一般的な画像処理技術であるFBP※5を使用した場合と比較して被ばく最大83%、画像ノイズ最大90%の削減を実現し、さらなる低被ばくかつ高画質な画像の提供が可能となった。

2.被検者の負担軽減
従来から高い評価を得ている75㎝の大開口径を採用したことにより、被検者のポジショニングにおいて高い自由度を実現。また、常時フルFOV※6データ収集を可能とし、40㎜幅の64列検出器を搭載したことにより高速撮影が可能となり、検査時における被検者の負担を軽減する。

3.検査効率向上
「Supria Optica」は検査効率向上技術SynergyDriveを搭載。被検者の入室から退出までの検査工程を細分化し、操作者に負担のかかるシーンを自動※7・高速化することで、検査効率を向上させ、検査時間の大幅な削減を実現する。

4.トータルコストの抑制
IPVと組み合わせることで最大12MHU相当(換算値)の性能が得られ、幅広い検査に対応できる64列CTシステムでありながら、16列CTシステムと同等の2MHUのX線管装置、電源容量30kVAでの運用が可能となり、導入およびランニングコストを抑制する。

※1 Supria OpticaはSupriaの64列検出器かつ2MHUのX線管装置搭載モデルの呼称。
※2 AI技術のひとつであるMachine Learningを用いて開発・設計したもの。導入後に自動的に装置の性能・精度は変化することはない。
※3 IPVはIterative Progressive reconstruction with Visual modeling の略称。AI技術のひとつであるMachine Learningを活用して開発した機能。導入後に自動的に装置の性能・精度が変化することはない。
※4 SynergyDriveはワークフロー向上技術の総称。AI技術のひとつであるMachine Learningを活用して開発した機能を含む。導入後に自動的に装置の性能・精度が変化することはない。
※5 FBP(Filtered Back Projection):CT画像の再構成方法で、X線の投影データを逆投影することによって、ノイズを除去し、CT画像を構築する。
※6 FOVはfield of viewの略で撮影視野のこと。
※7 自動算出された撮影範囲を操作者が確認、調整する。

問い合わせ先=富士フイルムヘルスケア 経営戦略室 ブランド・コミュニケーションセンタ
TEL: 03-6271-3040

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