フィリップス/肺検査・診断をサポートするソフトウェアを新たに搭載した超音波診断装置「Lumify (ルミファイ )」を発売開始

フィリップス/肺検査・診断をサポートするソフトウェアを新たに搭載した超音波診断装置「Lumify (ルミファイ )」を発売開始

 フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区以下 フィリップス)は、2020年6月に販売開始した「Lumify」に新たに肺エコーの診断をサポートするソフトウェアを搭載し、6月7日(月)より販売を開始した。
新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、ベッドサイドで簡易に行えるポイントオブケア超音波(POCUS)のニーズが高まっている。「Lumify」は高画質な携帯型超音波診断装置として、災害や救急医療などで早いアクセスが望まれるプライマリケアから、麻酔や整形など広範囲の診断を必要とするポイントオブケア、さらに往診や在宅医療など、さまざまな医療シーンで活用されている。
「Lumify」は感染対策を考慮したデバイスを採用し、リアルタイムの画像共有機能の「Reacts[1]」を使用することでベッドサイドでの検査をサポートしてきた。これまで以上にベッドサイド診療のニーズに対応するため、新たに肺エコーの診断で必要となるB-Lineのカウントをリアルタイムに行うことができるソフトウェアを搭載した。

「Lumify」の製品特長
① 直感的デバイスと各検査領域に対応する3種類のトランスジューサデバイスはAndroidベースで設計されているので、スマートフォンと同じような操作が行える。また、トランスジューサは検査領域に合わせて3種類から選択でき、1台でほぼ全身の検査に対応できる。

② 肺エコー専用ソフトウェアを搭載
肺炎などで発生するB-Lineをリアルタイムにカウントし、肺のセグメントごとにB-Lineの発生頻度をグラフィカルに表示することができる。病変の拡がりを視覚的に把握することができ、ベッドサイドで経時的な評価を行うことができる。

③ リアルタイム情報共有機能 「Reacts」
「Reacts」はリアルタイムに撮像している画像などを遠隔地にて情報共有する機能。共有できる情報としては、「Lumify」で撮像している画像、デバイスに搭載したカメラによる映像および音声、これに加えて各医療スタッフ間のデバイスで操作するポインター。この機能は超音波診断のさらなる手技の向上のためのコミュニケーションや診断のサポートとして役立つ。

④ 感染対策を重視した設計
デバイスとトランスジューサはイソプロピルアルコールの拭き取り清掃に対応。また、デバイスはすべてタッチパネルで操作可能なので、簡単に清掃が行える。

[1]:ReactsはRemote Education, Augmented Communication, Training and Supervisionの略。
別途、INNOVATIVE IMAGING TECHNOLOGIES INC.社との契約が必要。本技術の提供には、各ユーザーによるインターネット環境の構築が必要。

問い合わせ先=フィリップス・ジャパン ブランドコミュニケーション部
TEL: 03-3740-5896

TOPへ