GEヘルスケア・ジャパン/ポケットサイズ超音波診断装置「Vscan Air」を発表

GEヘルスケア・ジャパン/ポケットサイズ超音波診断装置「Vscan Air」を発表

  GEヘルスケア・ジャパン(本社:東京都日野市 以下GEヘルスケア)は、2010年に販売開始したカラーフローモード搭載ポケットサイズ超音波診断装置「Vscan」シリーズから、技術革新により実用性を大幅に向上した新製品「Vscan Air」を発表した。
コロナ禍における医療資源の逼迫、超高齢化社会による訪問診療の重要性向上や在宅看取り件数の増加に伴い、日本国内の医療提供体制の効率化やタスクシェアリング、地域包括ケアシステムへの期待がさらに高まっている。病院やクリニックでは、X線や磁場を用いた大型の画像診断装置や、高性能な据え置き型の超音波診断装置により様々な画像診断が行われる一方で、今後ますます訪問診療や救急医療、災害医療など、精密な検査が求められるシチュエーションやロケーションの増加が見込まれる。中でも、非侵襲であり且つリアルタイム性を兼ね備えた超音波画像診断の適用拡大を牽引してきたのが、GEヘルスケアが2010年に日本で発売したカラーフローモード搭載ポケットサイズ超音波診断装置「Vscan」シリーズである。
2010年の発売開始以来 技術革新とともにVscanシリーズも進化してきた。2014年、1つのプローブに2種類の探触子を備えたデュアルプローブにより、一機でより多くの部位のスキャンを可能にしたモデル(「Vscan Dual Probe」)を、その後2017年には、より軽量で、機能性と操作性を高めるために新しいアプリケーションを搭載した「Vscan Extend」を発売。様々な診療領域において、多くの医療関係者からVscanシリーズの有用性を評価されてきた。そして2021年、より幅広い診療科や場所でのニーズが高まる超音波検査への期待に応えるべく、大幅な画質の向上、ワイヤレス化や堅牢性を強化し、「Vscan Air」を発表することとなった。

Vscan Airの主な特徴
● 大幅な画質の向上により、さらに幅広い検査に対応
GEヘルスケア独自のSignalMaxテクノロジーと128ch駆動のプローブにより、大幅な画質向上が実現した。Vscanシリーズ初、深部感度にすぐれた「コンベックス」と、表在検査も高分解能で実現する「12MHzリニア」の2つを搭載したデュアルプローブで、手軽に素早くさまざまな部位をスキャンできる。また、カラーフローモードには、新たに2段階の流速レンジ切替機能を搭載し、より活用用途を広げた。

●医師が持ち運ぶデバイスを最適化し、自由度を向上
本体機能とプローブを一体化させたことにより、スキャンした画像の表示や操作は、手持ちのスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末※1で、専用のVscan Airアプリをダウンロードすることで行える。さらに本体サイズは、高さ 131mm × 幅 64mm × 奥行 31mm、重量も205gとなり、軽快に持ち運ぶことが出来る。
※1:適応モバイル端末には仕様上の必須要件がある。詳しくはGEヘルスケアまで問い合わせ。

●ワイヤレス化により、現場でのストレスを軽減
Vscan Airとモバイル端末の接続はWi-FiとBluetoothによる完全ワイヤレス方式。充電も置くだけのQi規格ワイヤレス充電方式を採用し、ケーブルがからまるストレス、ケーブルを挿す手間やケーブル劣化の心配から解放される。

●様々なシチュエーションを想定したアクティブな仕様
Vscan Airは、MIL-STD-810G(米国国防総省の制定規格)に準拠した落下試験を実施、IP67の防塵・防水規格もクリアしている。またメーカー保証期間は3年間となるので、アクティブにそして安心して使用することができる。

※写真のモバイル端末はVscan Air一式には含まれていない。使用者が別途用意。

問い合わせ先=GEヘルスケア・ジャパン コーポレート コミュニケーション 
TEL:0120-202-021

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