富士フイルムヘルスケア/産婦人科向けの機能を強化した超音波診断装置「FUTUS LE」新発売

富士フイルムヘルスケア/産婦人科向けの機能を強化した超音波診断装置「FUTUS LE」新発売

 富士フイルムヘルスケアは、超音波診断装置「FUTUS LE」(フュータス エルイー)を、4月9日に発売する。本製品は「FUTUS」で好評の高精細な画像はそのままに、産婦人科向けのアプリケーションを強化し不妊治療や妊婦健診、分娩の進行状況把握、産後のフォローと一貫した検査を可能とした。またバッテリー搭載*1が可能で、機動性をさらに高めた。
超音波検査は、非侵襲のため被検者の身体への負担が少なく、また、リアルタイムに体内を画像化できるため、今日の医療現場に欠かせない診断機器となっている。産婦人科領域においては妊婦健診や、胎児を詳細に観察する胎児スクリーニング検査に加えて、胎児の様子や動きを観察できる 3D/4D 機能等による医療従事者と妊婦のコミュニケーションツールとして使用されている。
富士フイルムヘルスケアは、現在の主力となっているARIETTA ブランドの超音波診断装置に加え、2018 年には「FUTUS」を発売し、内科や産婦人科領域での診断のサポートに努めてきた。
「FUTUS LE」は、「FUTUS」のコンセプトである「Clear Image」「Enhanced Applications」「Simple Workflow」を継承し、産婦人科向けアプリケーションのさらなる充実や機動性の向上を図った軽量・コンパクトな装置である。

<新製品の特長>
1. 高精細な画像で短時間での的確な診断をサポート:Clear Image
高精細な画像を実現する画像処理技術を搭載している。具体的には、ノイズを低減させ、組織のつながりを強調する画像処理である ClearVision や、超音波ビームをリアルタイムかつ多方向に送受信し、それぞれの画像を重ね合わせる MultiVision により、病変を明瞭に観察できる。加えて、さらなる高画質を実現する 3D/4D経腟プローブ「VC41VF*1」、仮想光源により観察画像に陰影をつけ体内組織をよりリアルな質感で表現するRealisticVue*1、臓器の形状を保ちつつ内部と外部の構造を視覚化することが可能な CrystalVue*1 で、よりクリアな 3D/4D 画像を提供する。

2. コンパクトボディに豊富なアプリケーションを搭載:Enhanced Applications
分娩の進行を客観的に評価できる LaborAssist*1 を搭載している。この機能は恥骨長軸と恥骨下縁から児頭への接線との角度である AoP(Angle of progression) 、AoP から算出される児頭の下降度合いの Station*2、児頭の向きを自動計測することで分娩の進行を客観的に評価することが可能。また、分娩の進行状況をアニメーション表示する Demo Video は妊婦や家族とのコミュニケーションツールとして役立つ。

3. 日々の検査の負担を軽減する使いやすさを追求したデザイン:Simple Workflow
バッテリー*1 搭載により、装置の電源を切ることなく手軽に移動させることができ、バッテリー駆動での検査も可能。病棟間の移動などに高い有用性を発揮し、場所を選ばず的確な診断をサポートする。

*1 オプション
*2 AoP から Station への変換テーブルは ISUOG (International Society of Ultrasound in Obstetrics and Gynecology : 国際産科婦人科超音波学会) ガイドラインに準拠。

問い合わせ先=富士フイルムヘルスケア
https://www.fujifilm.com/fhc/ja/form/products

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