日立製作所/オープンMRIシステムの新バージョン「APERTO Lucent Plus」と「AIRIS Vento Plus」を販売開始

日立製作所/オープンMRIシステムの新バージョン「APERTO Lucent Plus」と「AIRIS Vento Plus」を販売開始

 日立製作所ヘルスケアビジネスユニット(以下、日立)は、磁場強度 0.4 テスラ永久磁石 MRIシステムの新バージョン「APERTO Lucent Plus」*1(アペルト ルーセント プラス)、磁場強度 0.3 テスラ永久磁石 MRI システムの新バージョン「AIRIS Vento Plus」*2
(エアリス ベント プラス)を 11 月 12 日から販売開始する。
日立の永久磁石 MRI システムは 1996 年「AIRIS」の発売以来、広い開放性を撮像空間に実現したことで、国内外で高く評価されている。当製品は、1.5 テスラ超電導 MRI システム「ECHELON Smart Plus」*3で好評である SynergyDriveを搭載した永久磁石 MRI システムである。SynergyDrive は高速化ソリューションである IP-RAPID、操作性向上機能 AutoExam などのアプリケーションの総称。
被検者が検査室へ入室し、検査完了して退出するまでの一連の MRI 検査の流れであるワークフローを効率化することで、検査時間を従来よりも短縮することができる。
※写真は「AIRIS Vento Plus」

■製品の特長
1.撮像時間を大幅に短縮する IP-RAPID
IP-RAPID は SynergyDrive の中核をなすアプリケーションで、アンダーサンプリングと繰り返し演算IP*4を活用した再構成処理を適用し、画質を維持したままノイズ低減し撮像時間を短縮する機能。本機能は、T1 強調画像、T2 強調画像や MRA 画像など多くのシーケンスにて使用することができ、幅広い部位で高速撮像が可能であり、ルーチン検査の撮像時間を従来機種に比べて最大 30%短縮する。

2.操作者の操作を簡略化する AutoExam
AutoExam は撮像の条件設定や位置決め、画像処理、画像表示、画像保存の機能をまとめて登録することで、ワンタッチによる検査を可能とする機能。AutoExam に含まれる AutoPose は頭部における撮像位置を決めるための専用撮像 Scanogram を高速に行い、頭部の断面位置情報を操作者に提示する。最適な撮像断面を自動的に提示できるため、複雑な撮像断面の設定を行う必要がなく、操作者の負担を軽減する。断面位置と角度は、事前に任意で最大 5 断面登録することができ、Scanogram の撮像終了後、瞬時に事前に選択した 3 断面の撮像位置を算出し、操作者に提示する。また、頭部 MRA 画像のクリッピング画像*5 を自動で作成する AutoClip 機能を搭載している。
特徴量に基づいて、入力データから抽出対象を識別し、不要な部分を切り取ったクリッピング画像を自動で生成。従来、行っていた画像処理操作を自動化することにより操作者をサポートする。

*1「APERTO Lucent Plus」は「APERTO Lucent」の新しいシステムソフトウェアバージョン(ORIGIN7)を搭載したモデルの呼称。
*2「AIRIS Vento Plus」は「AIRIS Vento」の新しいシステムソフトウェアバージョン(ORIGIN7)を搭載したモデルの呼称。
*3「ECHELON Smart Plus」は ECHELON Smart の新しいシステムソフトウェアバージョンを搭載したモデルの呼称。
日立MR イメージング装置 ECHELON Smart 認証番号:229ABBZX00028000 号
*4 IP:Iterative Process
*5 クリッピング画像:不要な脂肪領域などを切り取った画像

日立製作所 ヘルスケアビジネスユニット
http://www.hitachi.co.jp/products/healthcare/contact_us/index.html

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